雑誌そのものが届くのが1ヶ月遅れになっています。もちろんwebで読めるからいいんですけど。

 

写真は5月13日号の写真です。届くのを待っていました。大谷さんのパーフェクトなボディがデフォルメされています。横顔や髪の毛の感じは似てる。でも、よく見るとお尻のポケットに札束が入っています。

 

巨額のお金が動くプロスポーツの世界。10年7億ドルの契約金でドジャースに入団した大谷さん。常にこの数字がついて回り、ついにこの風刺画になりました。

 

風刺画としては面白いけれど、なんだかなあ・・・と思ってしまう反面で、メジャーリーグのシーズンのスケジュールを見て仰天してしまう私は、これくらいのお金をもらっても当然じゃないかななどと妙に納得しています。毎日のように試合をこなし、移動日もあり、結果を出し続けることを求められ、シーズン中の選手たちはどうやって心身ともに健全で落ち着いた心をキープできるのでしょうか。

 

それにフィールドの外でもいろんなことが待ち受けています。社会的活動もあれば、過剰なメディアの狂奏曲もある。さっき日本のテレビ局2社が大谷さんの家を空撮したり門の前からレポートしたり、近所の人にインタビューしたりして大谷さんを激怒させたというツイートを見ました。この2社はドジャースの取材パスを凍結され、大谷さんの過去の素材を使うことを禁止されたらしいです。当たり前ですよね。有名人の豪邸を取材して何が面白いんでしょう。高いパフォーマンスで私たちを驚かせてくれることに期待するのがファンの気持ちです。どこに住もうが、誰と結婚しようが、どんな犬を飼おうが、はっきり言ってどうでも良いです。

 

昔、ロサンジェルスに住んでいたときに、有名なスポーツ選手や映画俳優などを見かけることが多い街だけれど、絶対に近寄って声をかけたりしてはいけないという不文律があると聞いたことがあります。プライベートで買い物をしたりするところをどかどかと土足で上がるような真似をしてはいけないということでしょう。悲しいことに日本はそうではありませんよね。熱烈なファンだけれど距離を置くと言うような配慮ができないなんて、最低だと思いました。

 

この表紙のお尻ポケットの札束にはいろんな意味が込められているのではないかな。