巨額の金が動くプロスポーツの世界では、いいことや素晴らしいことだけでなく、汚いことも起こります。お金は人間の弱い面(weak)、薄汚い面(dark)、愚かな面(stupid)、そして邪悪な面(evil)すら曝け出してしまいます。

 

昨日駆け巡った水原一平さんの件は本当にショックでした。大谷さんの通訳として、通訳以上の貢献をしてきた人で、多くのファンが大谷さんと同様水原さんのことを高く評価してきたのに・・・違法なスポーツ賭博で負った450万ドルという巨額の借金が大谷さんの口座から送金されていることが明るみに出て、騒然となりました。

 

水原さんは最初、大谷さんにお願いして肩代わりしてもらったという趣旨の発言をしていたようですが、後で撤回しています。大谷さんの弁護士や周辺は、全力で大谷さんに影響が及ぶのを防ぐはずです。

 

もちろん大谷さんがギャンブルをするとか何らかの形でギャンブルに関わることなど考えられないわけですが、大谷さん自身が肩代わりの送金をしたとなると、ちょっとまずい展開になるのではと不安です。ホリエモンさんもそんなことを指摘していました。

 

あれだけの脚光を浴びる存在になってしまうと、自分の周囲にはいろんな人が集まってくるし、死ぬほど注意して身辺をきれいな状態にしておかないと大変なことになるのでは、と感じました。スポンサー契約などもいろいろあるから、本当に無数の人間関係の中に身を置いているわけで、どこに落とし穴があるかわからない世界で生きているわけですよね。野球だけに集中して能力を発揮できる美しい世界は、とても危険な世界と隣り合わせです。エージェントや弁護士が細心の注意を払っていてもどこかに抜け穴がある、そんなふうに感じました。

 

この件で大谷さんのプレイに影響が出るとは思いません。そこは彼らしく野球に集中して目標達成に向かうことに何の疑いもありません。でも、お金が動くプロスポーツの世界の怖さを感じて、ちょっとね、もともと野球には全く関心がないので大谷さん関連のニュースはホームラン打ったとかいう話でない限り見たくないです。

 

それに引き換え、パリ五輪の選考会での本多灯さんの泳ぎとレースに対する考え方に昨日はとても感動しました。200mバタフライはとんでもない種目で、最初は飛ばせても最後の50mくらいで力が尽き果てるような恐ろしいレースになりますよね。ドーハの世界水泳で金メダルを取った本多さんはすごい。パリ五輪の代表になりましたから、これからが楽しみ。本多さんはいつも明るくて元気で楽しそうで、かっこいい選手です。昨日のレースで1位の座は後輩に譲りましたけど、その後輩が感極まってインタビューの間も終わってからもピーピー泣いてばかりいるのと好対照でした。爽やかな本多さん、東京五輪に続いてパリでも優勝してほしい。