私が小説をあまり読ない人間であり、読むものはもっぱらノンフィクションで、小説というか文学が苦手だという話は何回か書いたと思います。

 

今朝、Threadsで荒川洋治さんという現代詩作家の方が素晴らしいという投稿を目にしました。荒川洋治さんと言われても、誰?というくらい無知な私です。Threadsの投稿によれば、荒川さんの文章が非常に心地よい理由は、彼が文章を書く時に心がけている3箇条にあると言います。

 

その3箇条とは、(1)知識を書かないこと。(2)情報を書かないこと。(3)何も書かないこと。

 

ああ、だめです。私にとって、これは全く意味をなしません。わけわかんないです。何か深い意味があるのでしょうが、理解できません。

 

知識や情報が書いてない文章を読んで何が得られるのでしょう?

 

高校の頃、いわゆる文学青年、文学少女みたいなカップルがいました。彼らの書いた文章を読ませてもらい、愕然としたことを覚えています。一言も理解できませんでした。いったい何を言いたいんだろう????私の頭が悪いのだろうか・・・・

 

大学一年か二年の時、文学という講義を取りました。単位を獲得するために取ったのであって、文学に興味があるから履修したわけではありませんでした。非常に有名な文学者である教授が担当する授業でした。毎回テキストを読んで出席し、先生の質問に答えるという形式だったように記憶しています。先生は講義中に教室を歩き回り、誰かを指して答えさせるのです。

 

私は、どうか先生がこっちに歩いてこないようにと毎回祈っていました。ある時、ついに先生が私の方に向かってきて、私を指すのです。質問は「この箇所を読んでどう思うか?」というものでした。どう思うかって言われても・・・ 答えようもなくて非常に困って思わず口からでまかせを言ってしまいました。先生の反応は決して否定的なものではなく、むしろ「なるほど」という感じでした。

 

訳がわからないまま授業時間は終わりましたが、私はあの授業でいったい何を学んだのだろう?さっぱり思い出せません。また、なぜ単位が取れたのかいまだに謎です。このようなどうでもいいことを思い出しながら1日が終わりました。

 

荒川洋治についてはちょっと気になるので、少し読んでみようかなと思っています。