この数字はWashington PostとABC Newsによる世論調査の結果で、バイデン大統領の支持率を示すものだそうです。重要法案を通し、政策的に非常に大きなことを成し遂げている大統領が、どうしてこんな低い支持率なのでしょうか?
他方で、共和党系、トランプ寄りのRasmussenという世論調査会社は、バイデン大統領の支持率を何と51%だと発表しています。
様々な解説記事を読んでいると、どのようなサンプルをとっているかによって数字が大きく違ってくるらしいです。36%というのは、全ての大人(有権者登録をしていない人も含む)が対象のようです。また、大統領の年齢についての質問をした後に支持するか否かを尋ねているためにこのような低い数字となり、今選挙が行われればトランプがバイデンを44%対38%で勝つという予測を出しています。
このような調査結果には信憑性がないとの批判が出ているようです。
New York TimesのPeter Baker記者によると、アメリカの政治ではcalcification(石灰化、硬化)と呼ばれる現象が根付いてしまっており、二つの政党のコアの支持層はたとえ何があっても相手の党の候補者に投票することはないという状態が定着しています。こういう状況では、地滑り的な大勝利によって大統領が選ばれることは考えにくくなっています。
過去13人の大統領のうち、2人がバイデン大統領よりも低い支持率であり、2人とも再選されませんでした。その2人とはトランプとジミー・カーターです。例外として、現在のバイデンよりもごくわずかしか支持率を上回っていないロナルド・レーガンは、1984年の大統領選で大勝利を収めたそうです。
結局、2024年の大統領選までまだ18ヶ月もある今の時点で、世論調査結果を深読みしてもあまり意味がなく、これから先、何が起こるかわからないのですから、36%とか51%などの数字に一喜一憂してもしょうがないということになります。
しかしトランプは、January6の議会襲撃を扇動したことで2回にわたって議会で弾劾され、複数の重罪(felony,死刑または1年以上の懲役や禁固刑)で起訴され、民事ではレイプ事案で訴えられている人物です。こんな人間に投票する支持者がいること自体信じられないし、ましてや大統領に選ばれる可能性があるなんて嘘でしょう?と言いたいです。
36%の数字にあまりにもびっくりして、思わずいろんな記事を読んでしまいました。