今日のニュースは、この件でもちきりでした。プーチン大統領は、軍事侵攻ではなくウクライナにいるロシア人を保護するための防衛だと主張していますが、自国民保護の名のものでの軍事侵略じゃないのかと思います。国連安保理常任理事国がこのような軍事侵攻を行うのは本当に驚きです。
中国は当初、ロシアの考えは理解できるというようなことを言っていましたが、さすがに軍事侵攻が起こってしまうと、これを軍事侵攻と考えるかと問われて回答を避けるなど、慎重な対応になっているようです。
バイデン大統領は、プーチンの行動を"a chosen premeditated war"と表現しました。またウクライナへの軍事侵攻を" an unprovoked and unjustifiable attack by Russian military forces"と捉えています。ただし、ウクライナはNATOの一員ではないので、ロシアに攻撃されたからといって、アメリカやNATOが直ちに軍をウクライナに送って支援することはできません。
経済制裁が検討されていますが、アメリカやヨーロッパ諸国の対応はちょっと難しくて、どこまでやるのかはまだわかりません。SWIFT(国際銀行間通信協会、世界の銀行数千社を結ぶ安全性の高いネットワーク)からロシアを排除する、すなわち国際金融システムからロシアを切断するという案が、アメリカ議会からは出ているようです。(そういえばアメリカにいる家族に送金する際、swiftコードなるものを伝えると早く送れると言われたことが過去にありました。)
要するに決済のネットワークなので、これから排除されるとなるとロシアにも大きな被害が出ることは間違いなさそうです。かつてイランの核開発をめぐってEUがイランをSWIFTから排除し、イランの石油収入の約半分と貿易の3割を失った例があるそうです。ロシアの場合、欧州向けの石油、ガス、金属などの輸出ができなくなって大きな損失を被ることになります。ただし、これをやるとヨーロッパは必要とする資源が手に入らなくなるし、石油価格の高騰を招いて世界経済にもかなりの損失が生じることも予想されます。アメリカや同盟国が果たしてロシアのSWIFT排除で意見の一致を見るのかどうかもよくわからないとされています。
そのような究極の経済制裁措置をとるのかどうか。今後の事態の推移で私が関心を持っていることの一つです。