総理大臣は今日帰国しました。首脳会談の共同声明も外務省のホームページなどで読めます。

 

立憲民主党の枝野氏は、コロナで大変な時期に訪米する必要はあったのだろうか、などというコメントを寄せています。一体何を考えているんでしょうか。パンデミックへの対応も含めて、同盟国同士で確認しておかなければならないことはたくさんあるというのに。外交についての識見が欠落しているとしか言いようがありません。

 

台湾海峡の安定が声明の中に入れられたことが注目されているようです。私は、日米が中国に対して安全保障上の共通の認識を持つことはもちろん重要だと思いますが、もう少し別の点に着目したいと思います。

 

日米競争力・強靭性パートナーシップ(Competitiveness and Resilience Partnership=CoRe)という点です。持続可能なグローバル経済の回復、開かれた民主的な原則に基づく経済成長の達成、最近注目されているデジタル経済とかグリーン経済ということのようです。民主主義、自由、人権、法の支配などの原則に基づく国際秩序を日米や他の民主国家が牽引していくということは、中国に対抗する重要な手段となります。

 

だから、日米同盟の強化やG7の活用、インド太平洋の安定への貢献、WTOを維持することなどが日本にとって重要なのでしょう。

 

では日本はグローバル経済の成長を前提として自分の経済を成長させるために、一体どのような具体的な政策をとるのでしょうか。小泉の構造改革やアベノミクスは一つの答えであったはずです。日本の安全保障を考える際に国内の改革に着目しなくてはならないと私が考える理由がこの辺りにありそうです。