2023年の年末年始旅行はバルト三国&フィンランド。12/27-1/4の9日間です。
バルト三国のクリスマスマーケットとフィンランドでの年越しを楽しみます。
12/31はタリン観光とヘルシンキでの年越し。世界遺産「タリン歴史地区」を巡りました。
初回は旧市街の北部地区を紹介。タリンは19年来2度目の来訪です。
朝9:00なのにまだまだ薄暗い街を抜けて旧市街へ。
タリンの観光案内版。カルチャーセンターを北に見ながら旧市街を目指します。
「スール・ランナ門」。旧市街北側の入口。
「ふとっちょマルガレータ」ことエストニア海洋博物館に隣接した門です。
ここの説明は前回記載しているので割愛(リブログ元参照)。くぐって旧市街を進みます。
「三人姉妹」。美しく飾られたファザード(建物正面の壁面)からそう呼ばれています。
現在はホテルになっています。またライ通りにも同様の住宅集合体があります。
こちらは「三人兄弟」。ファザードが厳格な表情だからとの事。
そして「聖オレフ教会」。
前回この教会の塔からタリンの街を眺めましたが今回は別の場所を予定。
一度市場に行くため旧市街から出ます。
旧市街北西側にあるタリン駅。この前の市場に1時間ほど寄りました。
「キリスト変容教会」。かつての聖ミカエル修道院の教会。
1716年にロシア正教会に建て替えられました。
昨夜散歩中。存在感があります。
「大ギルド会館」。1410年に建てられ、大ギルドの集会やパーティー、結婚式に使用されていた。
かっての会館を使っており一階と一部地下だけなのでそれほど広くはなさそうです。
現在はエストニア歴史博物館となっています。
「聖霊教会」。大時計はタリンで最初に取り付けられた公共の時計。
市庁舎及び聖霊教団救貧院の礼拝堂として14世紀頃に建てられた。
次回は西側丘の上エリアを紹介します。
歴史的にはタリンの起源は、1219年にデンマーク王がエストニア人の要塞集落を占領し、トームペアと名付けた城塞を築いた事に始まる。
1285年にタリンはハンザ同盟に加わり、貿易港として発展。1346年にはデンマーク王ヴァルデマー4世が市をドイツ騎士団に売却したことから、以後20世紀に至るまで、経済的・文化的にバルト・ドイツ人の影響を強く受けることとなる。その後は1561年にスウェーデン領となり街は衰退、1710年にはロシア帝国領になった。
このような度重なる混乱や火災にも関わらず、タリンには旧市街を取り囲む城壁と、ドイツ人商館や豪奢な公共建築、教会建築などの13〜18世紀の建造物が非常に良好な状態で残されており、それが世界遺産に登録される要因となった。
◇世界遺産の情報
登録名:タリン歴史地区
登録区分:文化遺産 登録基準:④
登録国:エストニア 登録年:1997年
地図:タリン歴史地区
URL:HP