さて、春休みが終わりました。新年度です。
今年は桜も遅く、ちょっと冬の雰囲気を引きずっては居ますが、
昼はだいぶ暖かくなってきました。

「さくら」の「さく」は境界線を意味し、「ら」は複数、沢山という意味と言われます。
一気に沢山の境界線を破って、桜色に地と空の境界を染める桜が、年度の変わり目を象徴する存在としてポジティヴな機能を持っていることは、とても興味深いですね。

さて、今週はいよいよ『墨子』を扱います。諸子百家の中で最もアナーキーで平和主義の墨子。その思想は時代を越えて命がけで「義」を叫ぶ覚悟でした。しかし、乱立する思想の中、墨子はその存在を消されていきます。いったい墨子の目指したものは何だったのか?その方法と、盛衰に迫ります。

中高コースも乱世、室町時代の終わりを扱います。日本では禅宗が政治に食い込み、時宗の一派である阿弥衆がエンタメの基礎を築きます。ダイナミックに動く乱世と文化を同時に見ていきます。

2012年04月08日
[一般]14:05~15:50(301教室)『墨子のアナキズム』
[中高]17:05~18:50(303教室)『室町時代Ⅱ』


「かながわ県民センター」(横浜駅より徒歩6分)にて。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html


参加はメールにてお申し込みくださいませ。
タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で
yahagi.sa@gmail.com  まで。
みなさまのご参加、お待ちしております!