お互いの歩幅で
お互いの距離感で
お互いのスピードで
僕らはどこへだって行ける
たまに立ち止まって
お互いを見つけて
お互いを意識して
お互いを背景にして
向かう未来は
同じなのか
違うのか
僕はふと
「ただいま」とつぶやいていました
・・・
元旦の観音崎。
陽はもうだいぶ落ちてしまって、
燈台から降りた僕は、
光を集めようと海岸に出ました。
最近は、言葉になることと、ならないコトの狭間で、
なんとかそこに写真を持ち込もうとして、
犬と出会いました。
僕らは一瞬目があって、
そして、それぞれの道へ。
そのたった一瞬の、何か。
何の意味もないかも知れない何か。
しかし、僕の中に確実に引っ掛かった何かを、
忘れないために、
歩き去る彼にシャッターを切りました。
それは窓でした。
それは鏡でした。
かわるがわるの視点。
僕はこの写真の中で、あるいは外で、
もはや誰でもよかった。
誰にでもなれた。
歩き去ったのは、
きっと遠い昔、僕の中にいた、彼でした。
(見えている写真は一部分です。クリックすると全体が見えます。)