東出メモリアル&ヤマコーカップ | 目の前のヒラより遠くの記念

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いつまでもあると思うな年金と競輪場

ただのF1にSSの選手が出るのは珍しいが、今日は2つの開催で深谷と村上義が東出メモリアルとヤマコーカップにそれぞれ出場している。深谷は千葉記念を落車のケガで欠場した穴埋めで志願の出場。村上は浅からぬ縁のヤマコーの冠のついた第一回大会ということで、たかがF1と言えどそれぞれの思い入れがあるようだ。


こうなると、トップスター選手VS地元勢、初日特選は千葉も大垣も食い下がる地元勢を下した結果となった。どこかで見たことあるなあと思ったが、まさに古き良き前・後節時代の記念の構図だ。年に1度の記念ということで地元選手は気合が入っているし、客も地元の選手を応援する。


競輪客なんてひねくれているように見えて根は単純だから、地元の選手が勝っても負けても盛り上がるんだよねえ。地元が勝ったら、「よく○○をやっつけた!」でメデタシメデタシだし、力及ばすでも「やっぱり○○は強かった。でも地元の○○もよく頑張った!」でこっちの結果になっても後味の悪い結果にならない。


今は毎週ふるさとダービーでトップ選手がGP出場をかけたリーグ戦みたいになっていて、こういう事にはならないが、昔の記念は楽しかったね。まあ、今の記念の形態もそれはそれで面白いと思うので前・後節に戻せとは思わないけど。


年の最初でGP出場が決まるとF1はおろか記念すらろくに出ないのもいる中、F1なんて走ってもあんまりいいことないだろうに。2人とも自分のところが存廃云々のところなので事情がよ~くわかるんだろうが、それでもちゃんとやってきてくれる2選手はやっぱり偉いね。