近所のショッピングモールは、
土日は盛況だが平日はガランとしていて
ほんとうに人通りが少ない。
店などというものは
客が来ても来なくても固定費は
変わらないだろうから
これでは収益性が低いだろう。
案の定、飲食店の閉店や撤退が相次ぎ、
次が入居しないものだから
ガレージ商店街化のような
様相を呈し始めている。
閑古鳥は閑古鳥を呼ぶ法則で、
いったんこの負のスパイラルが始まると
ますます人が遠のいてしまう。
このショッピングモールの課題は
いうまでもなく平日の集客にあるのだが、
今のところ何か手を打っているようには見えない。
そこで、もし自分がこのモールの運営責任者
だったらどうするか考えてみた。
まず、今のモールは買い物以外の用事で
来場する人がほとんどいないことが最大の問題だ。
では、平日日中に買い物以外の幼児で
モールに来られる人というのは
どんな人たちか考えてみた。
答えの一つは平日のスポーツジムにある。
来場者の多くは年齢高めの主婦と
男性の高齢者である。
さらにもう一つの答えは、
子どもを塾に送り迎えする
ヤングミセスたちである。
つまり、これ等の人々が平日のモールに来る
仕掛けが必要なのだと思う。
モールにジムやスポーツ施設を併設するのは有効だが、
設備投資もかかるし、競合が多いのでリスクが大きい。
そこで目を付けたのは
学習塾とカルチャー教室である。
空きスペースを利用して
これ等の「場」を設けるのである。
平日午前中から夕方までは
カルチャー教室の場所として提供し、
夕方から夜は学習塾の場として提供する。
教室に来る人々は元々ショッピングモール
なのだから「ついでに買い物」する人もいる。
子どもの送迎をする人は、
待ち時間に買い物もするだろう。
自分も経験したのでわかるが、
教室系や塾の経営者の課題は場所である。
特に駐車場つきの場所を探すのは大変で、
運営側のコスト負担も大きい。
だが、駐車場がふんだんにあるショッピングモールが
開いた場所、空いている時間を利用させてくれれば
低コストでそれを確保できる。
モール側も「ついで買い物客」が増え、
利用者も駐車場の不安が無い。
このような提案はシロウトの空論と
言われるかもしれないがさにあらず。
岩手県の紫波町はショッピングモールの中心に
公共図書館を据え、同じ発想で大成功している。
何々、モールに空いた場所なんかないって?
何でも否定から入る人は
そう言うかもしれないね。
でも今みたいに空き店舗のままにしておいても
一円の収入も無いだろうし、
だいたい来場者のうらぶれ感がハンパない。
それにコストゼロで成果だけ期待
というのでは虫が良すぎる。
屋上の駐車場や空きスペースに
教室や塾を開ける施設をつくる
最低限の設備投資もできないようでは、
ジリ貧が目に見えている。