少し前になるが、
名古屋市の市立小学校で、
20歳代の女性教諭が授業で
イスラム国により殺害されたと見られる
男性の遺体画像を無修正で見せたとして
問題になった事件があった。
問題になったのは当然で、
相手が大人ならともかく、
小学生では年齢に応じた許容範囲を
弁えていなくてはならない。
映画やテレビ番組でも、
「R-〇〇」のように残虐なシーンや
性描写のシーンには年齢制限を設けている。
だが、この事件ほど極端でなくとも
真実だからといって見せなくてもよい
ものを見せる事例はよくある。
明確な線は引けないが、
見る側の人間が大人でない場合は、
慎重に影響を考慮すべきだ。
ただし大人でないというのは、
実際の年齢ではなく、
本人の成熟度のことである。
明確に線引きできないといったのは
人によって成熟度は異なるものだからだ。
しかし「伝えるべき真実」と
「ありのままの事実」、
その違いとは何だろうか?
思うに「ありのままの事実」は、
修正されていない画像であり、
「伝えるべき真実」は、
伝える相手に配慮した事実のこと
ではないだろうか。
くだんの女性教諭は、
事実を伝えたが真実を伝えなかったのであり、
そのことが問題なのである。