病理検査の結果も出て

ひと段落いたしましたので

過去編を書いていこうと思います。

このブログに辿り着き
おかしいな?と思っている方の
気づきや参考になればと思います。

わたしもまさか自分が乳がんに
なっているなんて思いもせず
第三者からすすめられて
病院を受診しています。

おかしいと思ったら放置せず
まずは病院を受診してほしい
そんな気持ちで書いています。



2023/11/16(木)

最寄駅から数駅離れたその乳腺クリニックは

女性専用の乳腺専門クリニックでした。



何度も来たことがある駅なのに

ドキドキしながら改札を通り

見慣れているはずのロータリー沿いに

そのクリニックはありました。



建てられて間もないであろう

綺麗なビルにある乳腺クリニック。

クリニック内もとても綺麗です。



先生の自己紹介を一部抜粋いたします




初診なので保険証を出し

問診票を記入します。



番号を渡され

「こちらの番号でお呼びします」と

プライバシーに配慮されていました。



検査着に着替えるように言われ

ロッカーの鍵を渡されました。



ブラジャーを外して上は検査着のみ

下はスカートを履いていたので

そのままでOKと言われました。



そして番号が呼ばれ診察室へ。

胸を見たり触ったりするのかと

緊張していましたが

まずは、いつから症状が出ているか

家族歴、分泌物は何色かなど聞かれ

マンモグラフィーとエコー検査を

行うことを説明されました。




まずはマンモグラフィーです。

最初に症状が出ている右胸を撮影しました。



「少し痛いですよ〜」と

徐々に上から挟まれる力がかかります。

息を止めて撮影。



「次は横を挟みますね〜」と

徐々に横から挟まれる力がかかります。

また息を止めて撮影。



症状がない左胸も、上から横からと挟んで

計4回の撮影で終了しました。



知人から「マンモは痛いよ〜」と

聞いていたので、緊張していましたが

わたしは我慢ができる痛みでした。

やはり痛みの感じ方は個人差があるので

百聞は一見にしかずだなと思います。




となりの部屋へ移動。

先程のマンモグラフィーの部屋も

エコー検査の部屋も各部屋が薄暗く

恥ずかしくないよう配慮されていました。



仰向けでベットに寝てから

胸にゼリーを塗って調べていきます。



ゼリーがひんやり右胸に当たり

縦に横にと機械を滑らせ検査します。



時折「ピッ」と音が鳴り

それが一体何のお知らせなのか。

がんの部分に反応しているのか。

部分的に撮影しているのか。

五感がフル稼働していました。



右胸の真ん中から中央側にかけては

さほど時間をかけていないのに

右胸の真ん中から外側にかけては

入念に機械を当てていた気がします。



脇の下も機械を当てはじめ

「確かリンパ」だなと考えていました。

リンパ節転移とか聞いたことあるな

なんて考えていると右胸が終わり次は左胸へ。



症状が出ていない左側はあっさり終了。

「やっぱり右胸なんだ」と妙に納得しました。




マンモグラフィーとエコーが終わり

先生から結果説明がありました。



予防「マンモグラフィーではよく分かりませんが

エコー検査で乳管が膨らんでいるのが分かります。

乳管は髪の毛くらいの細さで、膨らみが映る

ということ乳管の中に何かがあって

膨らんでいるということなんですね。

その乳管にある何かを調べるために

針で組織の一部を取り検査をします。」



無気力「何かって何ですか?」



予防「まだわかりません。

それを調べる検査をします。」




着替えが終わり待合室で待っていると

受付の方がカレンダーを持ってきました。



予防「針生検ですが、明日来れますか?」



無気力「え?明日?そんなに急ぎなんですか?」



予防「早く検査した方が安心ですよ。」



無気力「わかりました。仕事は都合つけてきます。

検査するなら早い方が良いですもんね。」



冷静を装うことに必死でした。




クリニックを出た瞬間涙が出ました。

またがんと決まったわけじゃない。

だけど自分の気持ちを整理する前に

どんどん物事が進んでいく。

全然気持ちがついていかない。



身体はどこも悪くない。

健康診断でも

ひっかかったことはない。



元気だけが取り柄じゃないか。



「何で?わたしが?

乳がんかもしれないの」と。




帰宅後、夫に説明をして

乳がんかもしれないと伝えると



真顔「でもさ、検査して良かったじゃん。

放置して良いことはひとつもないよ。」



夫はとてもポジティブです。

そしてわたしと違い冷静な人です。

こうやって何度も助けられてきました。



不安になっても仕方がない。

明日の検査を受けてから考えよう。

そう気持ちを切り替え眠りにつきました。



▶︎▶︎▶︎過去編③へ続く