先日は「わたしの狂った食生活」と題し

『食』についてブログを書きました。





乳がんになってから自分の生活習慣を見直し

病気にならないら身体作りとは?を軸に

沢山調べて『食』にたどり着き

できる範囲で改善してきました。



そしてもう1つ

自分的に見直さないといけない

と思ったことが『睡眠』でした。



遡ること、幼少期から

睡眠には問題があったのか

夜中に遊び出したり

夜泣きも酷く両親は大変悩んだそうです。

祖母がわたしの夜泣きが直るよう

毎日お地蔵さんに手を合わせていたとか。



気づけば小学生高学年の頃には

すでに0時を回ってから寝るなど

両親より遅く寝る習慣になっていました。

母はいつも早く寝るよう言いましたが

いざ、布団に入っても眠れない。

幼少期から少々神経質なところがあり

心配事があると余計に眠れません。



高校生の頃には今の睡眠スタイルが確立し

0時前に寝ることはありませんでした。

大学生の頃には人よりも体力があるせいか

一睡もせず学校へ行ったりも。



そして、社会人になり

「あれ?何で眠れないんだろう?」と

睡眠スタイルに疑問が生まれました。



20代の頃はまだ乗り切れましたが

30代から中途覚醒が始まり

2時間おきに起きてしまう。

身体も頭も疲れが取れず

中途覚醒に効くと聞けばサプリメントを飲み

それでも良くなることはありませんでした。



そして2年前、ちょうど35歳の冬

日中にめまいが起き始め

喉が詰まる感じと動悸も出始めました。



あまりにも酷いので

1度検査でひっかかったことがある

甲状腺の病気を疑い

何度も病院に行き、心電図やエコー

血液検査をしてもらっても異常なし。



35歳から乳がんが発覚するまでの

1年10ヶ月は睡眠障害と体調不良で

心身ともに疲弊していました。



そして乳がんになり、看護師さんに

今までの睡眠障害や日中のめまい

喉の詰まりや動悸などの症状を話しました。



「きっと身体がいつも緊張しているんだね」

と言われました。身体が緊張?

考えたこともありませんでした。

そして、抗不安薬を服用することに。



正直な話、最初は抗不安薬を

服用することに抵抗がありました。

ですが看護師さんから

「お守りだと思って飲んでみて」と言われ

服用することを決めました。



服用した結果、1番助かったのは

日中の辛さから救われたことでした。

辛かった動悸が抑えられ

動悸がなくなるだけでストレスから

解放されていくのが分かりました。

その結果、めまいや喉の詰まりも

少しずつ和らいでいきました。



抗不安薬は睡眠薬ではないので

服用で劇的に眠れるという訳では

ありませんが、眠りにつくと朝まで

中途覚醒がなく眠ることができました。



眠れることにより、日中の疲労感は減少

休職期間まで1ヶ月半ありましたが

この薬で乗り切れたと思っています。



そして今、休職期間中に

抗不安薬を飲まない日を設けて

飲まない日と飲む日の睡眠の質

日中の体調など変化がないかどうか

観察をしています。



今のところ、飲まない日は

入眠までの時間は長いかなと。

ただ、中途覚醒はありませんし

日中はむしろ調子が良いです。



ただ、仕事が始まるとどうなのか。

ここが最大の不安です。

やはり、仕事はストレスが溜まります。



管理職なので日々課題があり

チームのことを考えて動くので

自分のことを考える時間がありません。



大変ですが仕事は好きですし

仕事に助けられて

今の自分があると思うので

できる限り続けて行きたいです。



なので、薬=悪と考えず

薬と上手に付き合っていく。

薬だけに頼るのではなく

人にも頼っていく。

辛い時は辛いといって

泣いたり、怒ったり。



喜怒哀楽と言いますが

「怒」と「哀」を忘れがちに。



病気になってやってみたんです。

私ばかり何で!と怒って

病気になって悲しいと泣きました。



そしたらまた次の日には

仕事に行けているんですよね。

その繰り返しでした。



そうやってバランスをとれば

良いんだなと最近気づきました。

そして何より、それを受け止めてくれる

周りに感謝しなければと思います。



もし周りに頼れない方は

カウンセリングなどもあります。

抱え込まず人に頼ってほしいです。




病気になり辛いことばかりではなく

得られたことが多くあります。



病気にならなければ

毎日を大事に生きることもなかったし

ここまで周りに感謝する機会も

なかったかなと思います。



だから綺麗事ではなく

今、生きてて良かったと思えます。


沢山の眠れない夜を越えて

今の自分になれたことを

誇りに思って

今日も感謝を忘れずに。