中国旅行で一番時間をかけたこと | メルボルン生活日記

メルボルン生活日記

約1年間の香港生活の後、2014年10月に豪・メルボルンへ移住。マイペースで暮らしを楽しむ私と夫の生活を日記風に綴ります。

「中国を旅行したい!」という夫の強い希望により、今年8月に4年ぶりの日本一時帰国から戻ってすぐに、次の旅行の準備に取り掛かることになった。おかげで日本の余韻を楽しんでるどころではなかったのである(非常に残念)。

 

中国旅行で一番時間をかけたことは、ずばり言って事前準備でし

ょう

 

香港に住む義母や義兄夫婦に会いに行くだけなら特別な準備はいらないのだが、中国本土を旅行するので、観光ビザを申請しなければならない。いま、中国への短期滞在ビザ免除措置が停止されているからだ。

 

中国への入国規則はなにかと厳しい。パスポートの有効期限も6か月以上でなくてはならないので、まずパスポートを更新する。これに1週間

 

次に航空券と宿泊先を予約する。これに数日。そして観光ビザ申請にとりかかる。ビザ申請書類に航空券や宿泊先証明書類が含まれるから、この順番に行わなければならないのだ。

 

ビザ申請がこれまた時間がかかる。なかでも一番時間がかかったのが証明写真。

 

中国のビザ申請写真の規定が非常に細かいのだ。頭の上の余白〇mm、顔の幅は〇~〇mm、頭のてっぺんからあごの下までの長さは〇~〇mm、両耳は出す、など、こと細かく書かれている。

 

日本のパスポート更新に使った写真を流用しようとしたら、両耳が隠れていたから使えず(泣)。

 

あらためて耳を出して撮り直して、規定のサイズに苦労して合わせてオンラインアップロードを試みるも、失敗。額が見えていないのがいけないようだ。眉毛を見せるくらいじゃダメだったのである。

 

結局、ピンで前髪をビシッととめて、おでこ全開、両耳全開の不本意な顔面で写真を作成し、ようやくアップロードOKとなったのであった。この間、外部の証明写真サービスに行ったり、自力で作成したりとさんざん試みたので、これに1週間以上を費やす。

 

さまざまな申請書類を整え、ここで文句を言うのは割愛するが記入事項が非常に多い申請フォームの記入も終え、オンラインで申請し、さらにそれを印刷し、予約した時間にビザセンターへ行き、申請書類を提出し、ちょっと怖い担当者にその場であれこれ指図されるがままに申請書の空欄を埋め、夫の中国名がないことで押し問答したのちに、やっとのことで受理され、ビザ発給されるまでに1週間。

 

ビザ申請と同時に進めていたのがモバイル決済の設定。中国ではほぼ100%モバイル決済で、現金では支払いができないという情報がネット上にあふれていたからである。

 

夫のスマホにのみ設定したが、うまくいかずにヘルプデスクと何度もやりとりをしてとても大変そうだった。

 

ちなみに実際には、100%モバイル決済なのは本当だったが、現金でも支払いはできた。お釣りの硬貨がないという場合は、お釣りを放棄して現金で支払った。

 

一方、わたしは中国語(普通話)の勉強にとりかかる。夫は広東語のネイティブだが普通話はできない。北京では普通話でなければ通じないだろうと思い、オンラインの無料学習サイトDuolingoで、3週間、超スピードラーニングをする。以前勉強していた広東語の知識がここにきて役に立ち、とび級しまくって、ひととおり目を通し、基本の漢字、発音、表現などをメモ書きし、現地で筆談するためのメモ帳にセットする。

 

それから現地情報をネットで収集したり、現地ではGoogle検索が

できないのに備えて、日本語の現地情報ページをブックマークしておいたり、中国語の検索サイトの使い方を調べてみたりなどなど、旅行前日まで準備は続いた。

 

約2週間の旅行のためにかけた準備期間は2か月......

 

♪せめてビザ免除措置の停止を解除してほしいです♪

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