「危険な暑さ」と「4年ぶり」 | メルボルン生活日記

メルボルン生活日記

約1年間の香港生活の後、2014年10月に豪・メルボルンへ移住。マイペースで暮らしを楽しむ私と夫の生活を日記風に綴ります。

2023年7-8月に日本滞在中によく見聞きして、もっとも印象に残ったフレーズがこのふたつ。

 

「危険な暑さ」

朝のニュース番組ではほぼ確実に、今日のニュース一覧の先頭にあがってきたのが「今日も危険な暑さ」。とにかく毎日、全国的に広い範囲に渡って35度以上の猛暑日なのだから、毎回この話題が一番に伝えられるのである。

 

本当に、日本はどこへ行っても暑かった!メルボルンでは夏でもほとんど着る機会がなく、クローゼットにしまい込まれていたノースリーブが、突如日本で必携アイテムになったほどだ。手のひらが多汗症だからハンカチも必須。

 

着いた当初は「さあビタミンDを補給するぞ」と自ら日なたに向かっていたのだが、すぐにへこたれる。

 

こうも空気が熱いと、外に出て行く意欲も下がってしまう。しかし旅行者だから、毎朝出かけなければならないのがときには苦行なのだった。大阪城公園では、天守閣へ続く長い砂利道に日陰がまったくなく、入口から数十メートル歩いただけでギブアップ。この日の最高気温は37度くらいだったはずだ。天守閣を遠目に眺めつつ、夫を送り出して、歩道を外れた所の日陰で待機するというへなちょこぶり。日傘とは、こういうときに使うのだろう、と日傘の意義を悟ったのであった。

 

「4年ぶり」

前もって調べて組んだ予定ではなかったにもかかわらず、京都では祇園祭の一部を、大阪で天神祭の一部を路上で見ることができた。どちらも「4年ぶり」の通常規模開催ということで、(暑いのに)ものすごい人出。2023年は日本各地で「4年ぶり」に夏のイベントを開催していたようで、テレビのニュースや紙面記事で盛んに「4年ぶり」と連呼して話題になっていた。

したがって、

「2023年日本の夏のキャッチフレーズ大賞」というものがあれば、それは「4年ぶり」といってもよいと思います!

 

わたしの今回の日本帰国も4年ぶりだったなあ(しみじみ)

 

今回の帰国は、わたしにとっては始めの1週間の予定が重要であって、観光はおまけ的な要素だったので、具体的な行動予定をほとんど立てていなかった。だから、効率よく動き回れたとはいえないが、タイミングよく訪れた場所でイベントがあったおかげで観光客気分を味わえてよかった。「おまけ」といいながら観光期間のほうが長かったのは見逃してぇ……

 

そういえば、北海道にいたときだけ猛暑日を免れた。それでも十分暑いなか、洞爺湖一周サイクリングをして、人の良さそうな貸自転車屋の夫婦に「すごい!」と大袈裟にほめられ気をよくしたわたしであった。

 

洞爺湖からの眺め
 

 ♪洞爺湖一周のサイクリングルートは約36キロ♪

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