等々力渓谷
都内で気軽に自然と
触れ合える渓谷でせ。

噂には聞いていましたが、
中々訪れるタイミングがありませんでした。

東急大井町線の等々力駅

小さな駅です。
かなり昔、等々力球場の最寄り駅だと
思い込んでいた時もありました。

東急東横線自由ヶ丘駅で乗り換え。
等々力駅から南に歩いてすぐのところに、
その渓谷の入り口があります。

この渓谷は、武蔵野台地の南端を
谷沢川の浸食によって出来た、
約一kmの都内唯一の渓谷です。

すでに、木々が鬱蒼としていて、
表通りとは一線を引いた渓谷の風景が現れます。

この谷沢川に架かる橋が
ゴルフ橋
赤い鉄骨製の橋です。
名前のゴルフ橋とは、
その昔存在したゴルフ場に由来しています。
この橋の脇にある階段を下りると、
渓谷が目に飛び込んできます。

主に、シラカシやケヤキ、ムキノキ、
さらに、コナラやイヌシデが
渓谷の斜面に分布しています。

渓谷の新緑に橋の赤色が映えます。
柵がない遊歩道を道なりに
川のせせらぎとひんやりした空気を
堪能しながら歩いていきます。
日差しも木々によって
柔らかな日差しへと変わっています。
思わず、胸いっぱいに
何度も何度も深呼吸しながら歩きました。

しばらく行くと不動の滝
左手奥にはお稲荷様の社があります。
今でも瀧行が行われているそうです。
この瀧の轟く音が
「等々力」の地名の由来という
言い伝えがあるほどです。

そして、この滝の上に、
瀧轟山明王院等々力不動尊があります。
真言宗中興の祖・興教大師覚鑁上人が
開かれた霊場です。

山門から本堂まで一直線‼️
それまで無風だったのに、
風がビュービュー吹いてきました。
お詣りをする前に、
お線香を奉納しました。
燃え尽きると「等々力不動尊」の文字が
浮かび上がってきます。

どっしりとした重厚な佇まいの本堂
ご縁に感謝してお詣りさせていただきました。

再び渓谷へ戻り、
対岸にある日本庭園へ向かいました。
休憩所にもなっている書院
竹林が目を引く庭園です。
他に、みかん畑もあります。

渓谷は、約三十箇所以上で
湧水が発生しています。
それが、この渓谷の川に注ぎ、
さらに、多摩川へと流れています。

この湧水は、
「東京の名湧水五七選」に選定されるほど、
谷沢川の水質に大きく寄与しているそうです。

大きな渓谷ではありませんが、
充分にその醍醐味を味わうことができます。

とは言え、
土日はかなり混雑するそうです。

平日の早朝か夕方がお薦め💗
これからは、蚊への対策も必須ですびっくり

雰囲気は、
地元の通称「トトロの森」と勝手に言っている
「親水緑道」と似ていました。
蛇行していた帷子川の支流を
整備して作られた緑道です。

自然に触れ合える場所が
身近にあるというのは
本当に有難いことだと思いました。

等々力渓谷にしても、
親水緑道にしても、
そのあり様を自然のまま、
自然の力に任せながら、
人は壊すのではなく、
手助けをしていくことで共存していく。

いつまでも残しておきたい風景です。

今回、等々力渓谷に来れたのは、
はじめ君のおかげですね、きっと‼️
熱が下がらなければ、
夜まで居る予定でしたから…。