ハッピーリタイアメントしてもう十五年を超えた。
今は、散歩にテニスにライブに読書会と超ハッピーだ。
好きなことしかやらないーこれが健康には一番だ。
だが、世の中そんなに甘くない。
好きではないが、やらねばならぬことは多いのも現実である。
そんな時は藤沢モトさんのように
「お陰様で退屈しない人生です」と言い聞かせることにしている。
今月は百六回目になり、レポーターは私になる。
レポーターはメンバーの持ち回りなので、年に一度くらいは担当する。
「この本読みました」と紹介する。
一度も同じ作家になったことはない。毎年数万冊の本が新規に出版され、
廃棄されていくのだから、困ることは無い。
そうは言っても、若いころ読んで感動したので、もう一度読んでみたら、
新発見があってと、新版ばかりではないのがいいところだ。
学生時代に戻って、今度は問題を出すほうの役割を演じてみようと思う。
浅田次郎の「ハッピーリタイアメント」
問1:次の漢字の読みと意味は?
万朶 囲繞 馴致
問2:実行犯ではない山村ヒナは何故ナポリを終焉の地に選んだのか?
問3:立花葵と矢島純彦の関係を文中の言葉で表現すると?
問4:樋口慎太郎はなぜ「壬生義人伝」にサインを求めたのか?
問5:大友 勉というキャラの設定には浅田のどのような意図があるだろうか?
問6:池波正太郎は長官に「おかしら」というルビをつけた。
浅田の「ハッピーリタイアメント」を日本語に翻訳するとどうなるか?
問7:民主的平和国家の建設にあたりGHQは何を間違えたのか?
問8:ハッピーリタイアメントの対句になるリストラは戦後日本の何を象徴しているか?
例会は21日日曜日。答え合わせが楽しみです。
正解があるのは問1のみです。
モーツアルトを聞きながら、問題に挑戦してみませんか?