ウクライナからロシアに大勢の子供たちが移住させられた。
ロシアはその子供たちに里親を手配して、ロシア語教育と
ロシア愛国教育を始めたことが明らかになっている。
独裁者がいる国だけではないが、未来を担う子供たちへの
教育が重要なことは明白なことだ。
では、「どうするのか?」と問われると明確な答えがない。
例えばウィーンには中学生以下の子供たちに学校以外にダンスを教える教室がある。
ブラジルにもあるが、日本にはまず見かけない。(日本舞踊の教室は稀にある)
紳士淑女たつものダンスも出来ないようではということだろう。
アメリカの中高生が「話し方の授業」を受けていることを初めて知った。
著者も驚いたので、この本を書いたということだ。
移民の国、アメリカでは価値観が多様であることは紛れもない事実で、
それゆえに、彼らは自己主張もするし、自分の意見も物おじせずに発表もする。
他の本で知ったのだが、日本は先生9割、生徒1割というのが教室の発言割合だが、
アメリカでは先生2割、生徒8割という割合が多数派であるという。
だからこそ、親は子供に「話し方」の授業を受けさせるのだということになるのだろう。
私もある大学の「話し方教室」を受講したことがある。
「話し方の授業」という本が指摘する通りの内容であった。
活舌、発生、話の内容ーなどだった。
それはそれで有益ではあったが、基本はマインド、言語、非言語の
三本柱にあるというのは、まさに正鵠を射ていると思った。
こういう教育こそ、人々に多様な文化を認めつつ、
コミュニケーションを可能にするのだろうと思う。
音楽はコミュニケーションの達人ですが・・・。