天気がいいのに、本を読む。
そんな日があってもいいじゃないか。
本当は長谷寺に行きたかったのだが、予約券がないと入ることも難しいのだとか。
富士山も予約しないと登れないようになったらしいが、日本の著名な観光地は
ことごとく、予約制になるかもしれない。インバウンドのせいらしい。
これでいいのか日本!
と叫んでも仕方ないことでしょう。
そこで、長谷寺は諦めて、まだ読んだことがない浅田次郎を借りて読みます。
五郎治殿御始末は幕末から明治の日本。
親子の始末をつける椿寺まで、命を賭けて戦った国とは
なんだったのか?同じ国の人が互いに殺しあうバカバカしさを書いた
函館証文。西を向く侍と遠い砲音は時間に関する始末。
武士の世でなく、金の世になる武家政治の終焉に始末をつけた物語。
戦後といっても、まだ八十年に満たないが、
今の日本、未だに始末がついていないのではないかと思わざるを得ない。
神坐す山の物語は御岳山の神官の家の物語。
死ぬ前に会いに来た伯父のことは、私以外にも体験者がいる。
何度も登ったことがある山だが、そこにこのような物語があったとは驚きです。
小説と思いつつ、面白く読んでいる。
今日もい一日だった。