群馬と埼玉県の公立高校に男女別になっているのは

けしからん。

憲法に違反する?

人格形成がゆがむ?

直ちに共学をという訴えが知事や教育委員会に何度か出されているという。

 

田山花袋は群馬県太田の生まれで、

埼玉県に教師として亡くなった青年を小説田舎教師に書いた。

訴えた人はおそらくこの本も読んでいないのだろうが、

明治時代に遊郭廃止を訴えたのは群馬と埼玉県だったと書いてある。

少なくとも、百五十年前から、この両県に教育にゆがみがあったとは思えない。

 

仮に、そうだとして、国立の男子校、女子校の存在は

何故否定されないのか?

また、訴えた人々は「私立高ならば問題ない」と主張しているらしいのだが、

その論拠は公立は税金だが、私立は個人だからというものだという。

余りにもばかばかしい議論なのだが、そういう人が「多様性が重要」などと

いうので、奇妙としか言いようがない。

 

植木等の歌に「いろいろあるよ いろいろね。そんなことどうでもいいじゃないか。」

というのがあった。この歌が巷に聞こえなくなったら、色々言う人が出てきたようだ。