昔はゴールデンウィークと言われたものだが、個人主義を謳歌する昨今では
大学は私立も公立も休みでなく、近所に三つある公園から子供たちの声は聞こえてこない。
そこには、ただ風が吹いているだけだ。
昼飯を食べた後、腹ごなしに散歩してみた。
誰にも会わない。人の声も聞こえない。窓はぴったりしまり、物干しに洗濯物があるので、
不在ではないらしいのだが、無音でまるでゴーストタウンのようだ。
空き家状態が数軒あるし、ほぼ同世代だから、テレビを見るか、本を読むか、寝ているか。
大人しくしているのだろう。
5月1日は市民の日で学校、市役所は休みになる。イベントは用意されているのだろうが、
果て、何があるのか知らない。自治会もどうやら麻痺しているようだ。
どなたか方が言われていたが、日に日に住民同士の結びつきが希薄になっていく。
さわやかな春というには、汗びっしょりになり、なんと麦わらトンボが飛んでいた。
春は桜の咲いた一週間で終わり、はや夏がきたかのようだ。
端午の節句がちかく、鯉のぼりが風に吹かれているのを見る。
ここは日本だなと思うが、昭和は遠くなった。
アメーバはユーチューブを受け付けない。
月岡芳年の月百姿を見たのは1週間前だった。
原宿は凄い人の波だった。
昨日の浅草も大勢の人が歩いていたそうだ。
武蔵野の月を眺めるのはキツネか狸になるかもしれない。