村上春樹ライブラリーに立ち寄りました。
入学式の賑わいが嘘のように静寂に包まれ、ジャズが流れて居心地がよかったです。
荒川区にある吉村昭記念文学館は手紙展をやっておりました。
彼の生原稿も拝見しましたが、一字一句に全力を尽くしているのがよくわかります。
まさに「文学はつきつめた戦い」の跡でした。
メールでは絶対に伝わらない書き手の思いを感じます。
田舎教師を読むと、あの時代は友達と人生論と文学論を毎日手紙で書き送っていました。
現在は便利になりましたが、思いの届くのは不便な時代のほうです。
果たしてどちらが幸せなのかしら?