一年ぶりに国立映画アーカイブへ行きました。
和田誠といえば、イラストレーターという思い込みがあり、
まさか映画監督のみならず、作詞作曲をしていたなどとは
思いもよりませんでした。
世の中には才能あふれる人がいるものですね。
私より10歳年上。
1950年代に映画に熱中していたので、なるほど村上春樹らと同様、
ジャズにも深い関心を持ち、映画音楽にも詳しいわけです。
武満徹、いずみたくなど自分の映画に作曲家として採用。
和田誠と映画音楽ーというコーナーに1時間ほど釘付けになりました。
イラストは勿論、シナリオも絵コンテも、映画監督も一人でこなしていたなんて
ナンテ、マルチな才能でしょう!
そればかりかアメリカ映画の映像も集めていたのでした。そのフィルムとは
以下のものを含みます。
「ジョルスン物語」、「紳士は金髪がお好き」、「バンド・ワゴン」、
「裸足の伯爵夫人」、五つの銅貨」、「北北西に進路をとれ」
そしてこれらの映画で使われた音楽も大好きだったようです。
D・エリントン、M・デイビス、アーヴィング・バーリンなど懐かしい作曲家の名前も
見られました。
「映画っていいですね」という時代はもはや昔のことですが、映画音楽は不滅だな!