パリ五輪2024×

【陸上男子100mH予選・男子100m準決勝、決勝】

 

男子110mH予選では、

各組上位3位までが無条件で予選を通過出来る。

日本勢からは、村竹選手・泉谷選手・高山選手が参戦!!

 

1組目のレースで出場した村竹選手は、

レース開始直後、すぐにトップに立ったかと思うと、

スピードに見事に乗り、他を寄せ付けない圧倒した走りで、

13秒22という記録で、

堂々の1位で準決勝進出を果たした!!!!!

 

続く4組目に登場した泉谷選手は、

1台目のハードルを倒すも、

その後は粘りの走りを見せ付け、

13秒27で3位に入り、準決勝進出を果たした。

 

5組目には高山選手がレースに挑むが、

泉谷選手同様、1台目のハードルを倒した後、

スピードに乗る事が出来ず、13秒46で4位に。

全体の上位18名にも入る事が出来なかった為、

6日に行われる敗者復活枠を狙うべく、

準決勝進出を賭けての再挑戦となった。

 

そして、いよいよトラック種目の

メインイベントである男子100m!!

ハキーム選手の決勝進出に期待がかかる

準決勝のレースが始まる!!

準決勝と言えど、ライバル勢の実力は世界レベル。

予選以上の走りをしないと、決勝への道は険しい。

 

準決勝のレースが始まると、

誰一人フライング無く順調に走り出す!!

後半のハキーム選手の追い上げに期待したが、

やはりライバル勢の強さは健在で、

後半のスピードに乗れず、この組の4位でレースを終えた。

 

レース終了直後、

結果を見たハキーム選手は悔しい表情を見せた。

が!! このレース中に叩き出した

自己ベスト“9秒96”を持ってしても、

決勝進出は叶わなかった。

 

従来のように10秒を切るだけでは、

決勝の舞台には上がれない、

そんな新時代が到来している、

という旨をスタジオ内で話されていた。

 

続く決勝のレースでは、

8選手全員が9秒90を切る猛者達ばかりで、

その中には、世界選手権を制した

アメリカのライルズ選手の姿も!!

 

レースはほぼ横一線でスタートを切ったが、

どの選手が勝ってもおかしくない接戦が終始続き、

この大接戦を制したのは、

何と、何と、何とおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!

オリンピック初の

金メダル獲得のライルズ選手(9秒79)!!!!!

2位にはトンプソン選手が9秒79で入り、

(ライルズ選手との差は、僅か1000分の5秒!!)

3位はカーリー選手が9秒81で銅メダル獲得!!!!!

 

判定映像を観ても、

やはり僅かにライルズ選手の方が早くゴールしていた。

超高速レースとなった今大会の決勝。

本当に誰が勝ってもおかしくない、

そんな白熱したレースとなった。

 

決勝進出を果たせなかったハキーム選手は、

「9秒95を切るぐらいじゃないと

決勝には進めないと思っていた。

オリンピックで勝つ選手は、

やはりレベルが全然違うと出場して初めて感じた。

自分が前進しても海外の選手達は

もっともっと前進していて一生追いつけない。

差を縮める為には、

もっともっと前進する為に頑張らないといけない」

と強い危機感を示していた。

 

本当にハキーム選手には、決勝の舞台で戦って欲しかった。

彼はまだまだ向上心がある分、

次の世界選手権やオリンピックで、

今大会以上の実力発揮に期待したい。

(9秒96の自己ベストもおめでとうございます!!!!!)

 

2024/08/05 まある