43回大阪国際女子マラソン

 

今年の本大会は、パリ五輪の

“最後の1枠”を賭けての挑戦となる。

基準記録となる2時間21分41秒以内に入れば、

見事、パリ五輪代表内定を勝ち取る事が出来る。

松田選手を筆頭に、前田選手、

佐藤選手といった選手が出揃う。

 

序盤の入りの1kmは昨年と同じ3分22秒のペースで展開。

日本勢の主力選手達は、先頭集団を形成し、安定の走り。

途中、3分20秒/kmを切るハイペースの場面も観られたが、

中間地点までは、先頭集団に大きな変化が無かった。

 

中間地点を過ぎた辺りから、

前田選手が前へと出てペースアップ!!

この時点で、松田選手が少し遅れ始め、

順位を落としてしまう。

前田選手がトップをキープしながら、

日本記録ペースで走る。

30km目前で、昨年途中棄権をした

佐藤選手が2位集団から遅れ始める。

 

30kmを過ぎ、レースが大きく動き出す頃、

エデサ選手が前田選手を追い抜き、トップに浮上!!

残り5kmの時点で、

前田選手がトップのエデサ選手との差を6秒ほど詰めるが、

エデサ選手のペースに追い付けない。

 

そのままエデサ選手がトップでゴール地点へ!!

が!! 前田選手のペースが、

日本記録を抜いているではないか!!

前田選手は2位でゴールした瞬間!!!!!

記録を見ると、何と、何と!!!!!

何とおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!

何っっっっっとおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!

 

2時間1859

 

まさか、まさか!!!!!

まさかあああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!

 

あの、あの!!!!! あの野口みずき選手の持つ

日本記録を塗り替えるとは!!!!!

前田選手がゴールした直後、

スタジオでも拍手が起こったが、

私も思わず拍手が出てしまった。

 

ここまでの偉業を成し遂げられた前田選手!!

ほぼパリ五輪の代表内定に

大きく前進したのではないか!!!!!

名古屋の結果次第だけど、

もう確実に何か無い限りは、

前田選手で決まりだと思う!!!!!

 

一方、松田選手は3位でゴールし、

代表内定基準記録に届かなかった事実を受け入れ、

涙を流していた。

19年間破られなかった今回の日本新、

日本人選手でここまでの実力を出せたとなると、

いよいよ世界を相手に戦える逸材の誕生と言ってもいい。

3月の名古屋ウィメンズマラソンで、

どうなるのか非常に楽しみでもある。

 

2024/01/28 まある