【依怙地に日本を認めない白人社会】
日本を占領したGHQは日本語表記をローマ字に変える事にこだわり、殆どこれが実現化しそうになっていた。
これを推進したのが、民間情報局のロバート・ロール少佐で、漢字を恐るべき障害と信じていた。

この少佐を説得する為に、昭和23年16歳から64歳までの日本人2万人対象に「学習の恐るべき障害」とされた漢字の読み書き試験を行い、米国の識字率60%より低ければ受け入れるとした。

結果は平均点78点で、68%が満点を取り、識字率は98%を示した。愚かな少佐は二度とローマ字化を云わなくなった。
しかし、日本人の資質を白人社会は認めなかったから、仕方がないのかも知れない。

北里柴三郎は世界初の血清療法を開発した。それを同僚のベーリングと連名で学会に発表すると、白人社会はベーリングのみにノーベル賞を与え、北里は無視された。

脚気の原因を突き止めた鈴木梅太郎も同様だ。レーダーの八木秀次、テレビを生んだ高柳健次郎など、枚挙に遑がない。

新聞王ウィリアム・ハーストは「白人の知恵を盗む」と反日報道を張り、「日本人は真似っこ」と嘘のイメージを植え付ける。
F・ルーズベルトも「日本人は白人より2000年遅れた野蛮人の頭蓋骨を持つ」と公言していた。

だから、ルース・ベネディクトは未開族として「菊と刀」を書き、20代の女子学生ベテア・シロタは野蛮人が人間らしくなるように「男女平等を憲法に書いてやった」と公言する。

野蛮人だから武器を取り上げてしまえ、とGHQの若い連中が考えたのが憲法9条だ。

それを朝日新聞は「焼け跡から日本を再建し、国際社会に復帰し、経済大国になる道を進む中で、私たち日本人が作り上げた」と書く。

この新聞は日本の復興の足を引っ張り、国連加盟に反対し、エコノミック・アニマルと日本を誹謗してきた。

こんな馬鹿な憲法を「日本人が作った」と云うのはウソが過ぎないか?いい加減に日本を誑かすのは止めて、歴史に向き合うが良い。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より

続いて「頂門の一針 6834号」より転載します。

【権力に弱すぎるNHK】
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【大手町の片隅から】不適切にもほどがあった川勝知事~ 乾正人

 人間という生き物は、なかなか生まれ変われないものだ。

 辞意を表明した川勝平太静岡県知事は3年前の11月、不適切発言をめぐって県議会で辞職勧告決議が採択された直後、「猛省する。来年は生まれ変わると富士山に誓った」と語ったが、やはり生まれ変われなかった。

このとき知事は、参院補選の応援で、対立候補の地盤である御殿場市について、「コシヒカリしかない」とやって県民の顰蹙(ひんしゅく)を買っていた。今回は、「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たち」と、県の新人職員を持ち上げた。

[権力に弱すぎるNHK]

 どこをどう読んでも職業差別発言だが、ご本人はそう思わなかったようだ。2日夕、知事の発言に怒った県民らから抗議の電話が県庁に殺到したことについてこう語った。

 「それは読売新聞のせいだと思っています」

 少し解説が必要だろう。知事の発言は、1日に行われた県の新規採用職員に対する訓示で飛び出した(このとき小紙記者は別の取材で立ち会っていない)。

 普通の報道機関なら、知事の発言を問題視して即、記事にするところだが、地元の静岡新聞やNHKはそうはしなかった。

 リニア中央新幹線建設を妨害してきた川勝知事を紙面で強く「支持」してきた静岡新聞が、「いつもの川勝節だ」と黙殺するのもあり得るだろう(「報道しない自由」もあるからね)が、国民の受信料で成り立っている「皆様のNHK」が、知事に忖度(そんたく)してどうするのか。

 1日午後7時8分に配信されたNHKのネット記事では、「川勝知事 新人職員を前に能登半島地震などを踏まえて訓示」という見出しで、知事の訓示をかなり詳しく紹介しているが、「牛の世話」のくだりは、一字も載っていない。

 川勝発言が炎上したのは、読売新聞が2日午前にネットで配信してから。小紙も知事発言の全容をつかみ、午前中から産経ニュースで報じた。NHKが本格的に知事発言を報じたのは、知事が辞意を表明してからだった。

まあ、毎度のこととは言いながら、NHKは権力に弱すぎる。しかもその権力者が、地位を離れることがはっきりすると、徹底的に叩(たた)く。このような報道を続けるなら受信料制度をやめて「国営放送」にした方が、よほどすっきりする。

[「自分の責任果たした」]

 それにしてもリニア中央新幹線建設をめぐる彼の抵抗ぶりは、常軌を逸していた。4期15年に及んだ川勝県政に、日本全体が振り回された。

 JR東海が、令和9年の開業断念を正式に表明したのを見届けた彼は、立憲民主党の渡辺周衆院議員に「自分の責任は果たした」と述べた。リニア中央新幹線の開業を大幅に遅らせることが、自らの使命と考えていたのである。

 彼は若いころ、「農村が都市を包囲する」毛沢東理論に傾倒し、知事に就任後も中国の習近平国家主席が唱える「一帯一路」構想に諸手(もろて)を挙げて賛成している。このような人物を4回も知事選で当選させた県民の責任は大きい。次の知事選こそは人物を見極めて投票していただきたい。(コラムニスト)

☆☆☆☆☆☆☆☆  松本市 久保田 康文 産経新聞令和6年4月5日号採録