【民主党時代の後遺症】
朝日新聞が褒めちぎり、国民が騙された民主党政権は平成21年に始まる。そこから3年間、国民は民主党が創り出す悪夢にうなされた。

初代党首は、シナに一番に出向き「東シナ海を友愛の海にして、日米安保条約より強い絆の日支同盟を結びたい」と話す。続いて沖縄に行くと、普天間の移転先を「最低でも県外」と言った。

次は更に酷くて、巡視船に体当たりしたシナ人船長を釈放し、アゴ付きで送り返し三跪九叩頭する。3・11の大津波では、東電の邪魔をした挙句に「脱原発」を叫び、「ソフトバンク印の太陽光発電に切り替えろ」と絶叫する。

安倍政権は野辺地移転の処理に2年も費やしたが、まだ残っていた。民主党三代目の首相が決めた新国立競技場である。ザハ・ハディドが描く「生ガキが垂れたみたいな」(森喜朗)デザインを安藤忠雄が選択し、最終的に野田政権の田中真紀子文科相が決めた。

建設費は3000億円近く、サブトラックはなし、使い勝手も悪い。外観は代々木の森と外苑の緑の中に、銀色の便器の蓋みたく鎮座する。日本の美にも景観にも馴染まない。

これを推薦した安藤忠雄は有名な建築家とされるが、利用者に不便を強いる渋谷駅の芸術性とは何だろう。表参道の同潤会アパートも、立て直す前の方が重厚さや歴史を感じさせて遥かに良かった。

安倍首相は民主党時代の遺産を「ゼロベースで見直す」とした。明日の日本の為に、民進党と名を変えて知らん顔をする人々も「ゼロベース」にしてもらいたい。

以上「中国と韓国は息を吐くように嘘をつく」高山正之著より

続いて「頂門の一針 6818号」より転載します

【早くも電気自動車の限界が露呈】
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早くも電気自動車の限界が露呈…わざと出遅れたトヨタが再び世界を席巻する日=斎藤満

先月「テスラの苦戦が示唆するEVの課題」と書きましたが、その後もEV(電気自動車)の限界を示唆する事象が続きました。このままではEVがガソリン車にとって代わることは難しいかもしれません。EV化の動きに乗り遅れた日本の自動車業界には光が差しそうです。(『 マンさんの経済あらかると 』斎藤満)

プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)
1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、とくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て2014年6月より独立して現職。為替や金利が動く裏で何が起こっているかを分析している。

テスラのEVよりトヨタのHVEVの限界を示唆する動きがまた1つ登場しました。最近の米国市場では、トヨタのHV車の販売が、テスラのEV販売台数を上回りました。テスラよりもプリウスに人気が集まっています。

欧米が日本車・ドイツ車を叩くために始めたEV戦略が、足元から崩れつつあります。少なくとも顧客はテスラのEVよりも、日本のHV(ハイブリッド車)を選好していることになります。

ここまでの実体験を通じて、EVの様々な問題が露呈してきたためとみられます。具体的な問題を少し提示してみましょう。

■天候に弱い

まず露呈したのが、天候に弱いこと。

特に、極寒の地で充電がスムーズにできない事例が報告されていて、命にかかわるリスクが意識されました。

極寒でガソリンが凍り付くことはありませんが、電気がまさかの充電トラブルを生じました。極寒の中で電気のないところに取り残されれば、命にかかわります。

もともと広大な大地を持ち、砂漠や猛暑・極寒の地など自然環境の厳しいところを走行する可能性が高い米国では、車の安全性と信頼性が強く求められます。これに応えてきたのが日本車の高い信頼度です。

今回、EVの充電に際して、極寒の地ではスムーズに充電できないことがわかり、大きな不安を投げかけたことにります。

■走行距離の限界と充電問題

電動カートでゴルフ場やリゾート地を走るならともかく、広大な土地を持つ米国や中国、ロシアなどでは、長距離走行の需要が高く、走行距離の短いEVでは不向きです。

車に乗るたびに充電のことを考えなければならない煩わしさが大きな制約になる、との声が多く聞かれます。

テスラのモデル3で走行実験を行った結果、430km走ったところでバッテリー残量が10%となったと言います。それ以下になると警告機能などの不全が起きる可能性があり、バッテリーがゼロまでは走れません。

米国では、ニューヨークからボストンとワシントンに30分ごとに飛行機のシャトル便が飛んでいますが、空港までのアクセスや空港での手荷物検査、セキュリティチェックのわずらわしさから、車で移動する人も少なくありません。

その距離は400kmから500kmで、テスラ車でぎりぎり行けるかどうかの距離です。それ以上になると、EVでは充電が必要になります。