今日は寝たり起きたりの一日。
風邪の症状がジワジワ増してくる。
起きている気力もないので、そういう時は横になって眠る。
夕方、ベッドの中で相手のことが浮かんできた。
以前の私だったら、そんな時はダラダラ相手の事を考え続ける時間にしていた。
今の私はそれはしない。
浮かんで来ても即座に切り替える。
でも、やたらと浮かんできて居心地の悪さを感じた。
喉の奥が詰まるような感覚。それを感じないようにしていた。
...でも待って?
「居心地が悪い」って事は、「何かある」って事だよね...って気がついた。
なんでもなかったら、浮かんできてもなんとも思わないわけで。
ならば、あまり気持ち良くはないけれど、考えてみようと思った。
彼の事を。
彼に惹かれた数時間の事を思い出してみる。
最近はもう思い出す事をしなくなっていたから、うまく思い出せない。
どこかブロックがかかっているような、
透明な壁が一枚あるような感覚。
それでもなんとか思い出す。
あの時間を。
喉の奥が詰まる感覚が強くなってきた。
涙が流れてきた。
そう、とても大切な時間だった。
あの時間がもう一度手に入ったとしても、
またそれがすり抜けていくのなら欲しくない。
そう思って泣いた。
あのような悲しみをもう味わいたくないのだなと。
*** *** ***
「一人でいるのでいい」というわけでもないけれど、
「やっぱり二人でいたい」というのとも違う。
「一人でもいいし、二人でもいい」
そういう境地になれたらいいな...と思った。
だからといって、彼への恋しさが戻ったわけでもなかった。
*** *** ***
夜に「グレイテスト・ショーマン」を観た。
この所は静かな胸の内だったけれど、久しぶりに胸が熱くなった。
変化を恐れていたことに改めて気がついた。
平坦で変化がない方がいいとどこかで思っていた。
この映画を観て、こういう変化がある熱い人生っていいよねって。
また思いきり誰かに対して熱い気持ちになったり、大切に思ったり。
色々なことを体験したいっていう気持ちを思い出した。