◼️イゴール・コロシェフの場合は懲戒解雇



1998年にイエスで来日もしたことがある才能あるイゴール・コロシェフ(Igor Petrovich Khoroshev)は、軽率な行動でイエスを解雇されました。


その結果マスターワークスツアーは2000年に北米で行なわれただけで終了しました。

翌年同じようなセットで行われたシンフォニックツアーではキーボーディストは不在のままで、トム・ブリスリンがツアーサポートを務めています。


楽しみにしていたアンダーソンとのコラボアルバムもリリースが中止されるなど実に残念な結果になりました。

最近たまに名前を見ることもありますが、ミュージシャンとしての完全復活は難しそうです。😭




2000年7月25日

ワシントン・ポスト紙


イエスのスターが暴行で訴えられる


イギリスのスーパーグループ、イエスが日曜日の夜、日産パビリオンでコンサートを行なったが、どうやらグループの35歳のキーボーディストは素行が悪かったらしい。

プリンス・ウィリアム郡警察は、イゴール・コロシェフがコンサートの舞台裏で働いていた2人の女性警備員に性的暴行を加えたと報じている。

警察によると、26歳の女性は、休憩中にコロシェフが彼女の膝の上に座り、舌を彼女の口に入れようとしたという。彼女が彼の度重なる誘惑をはねのけようとしたところ、ミュージシャンは彼女の首に歯を食い込ませ、赤い跡を残したという。


ショーの後、コロシェフは22歳の警備員に再び手を出そうとしたとされる。警察によると、コロシェフはこの女性に近づき、淫らな発言をし、尻を揉んだという。


コロシェフは暴行罪と性的暴行罪で起訴された。

有罪判決を受けた場合、彼は最高2年の禁固刑と5000ドルの罰金を科される可能性がある。

イエスは全米ツアーを続けており、今夜ヴァージニア・ビーチで公演する。




2000年7月30日

CDスターニュース


警備員、好色なイエスマンにノーと言う


ワシントン・ポスト紙によると、35歳のイエスのキーボーディスト、イーゴル・コロシェフが、ワシントンD.C.近郊の日産パビリオンでの日曜日の公演中に、2人の女性警備員に暴行を加えたとして起訴された。

警備員の一人が警察に語ったところによると、バンド演奏の休憩中、コロシェフは彼女の膝の上に座り、彼女の口に舌を入れようとした。そして、彼女が彼の誘いをはねつけると、警備員はコロシェフが彼女の首に歯を食い込ませたと主張した。

それだけでは足りなかったのか、ショーの後、コロシェフは別の女性警備員に近づき、淫らな発言をし、彼女の尻を撫で回した。


事件後、コロシェフはプリンス・ウィリアム郡(ヴァージニア州)の警察官に逮捕され、指紋と写真を撮られ、地元の判事の前に引き出された。

キーボーディストは1000ドルの無担保保釈金で釈放され、罪状認否の期日は8月9日に設定された。

コロシェフは2つの軽犯罪で起訴されている。有罪判決を受けた場合、最高で2年の禁固刑と5000ドルの罰金が科せられる可能性がある。


コルシェフに対する告発に対して、バンドはこの乱暴なロシア人とは距離を置くようで、次のような声明を発表した。

「この件は現在調査中であるため、サイド・ミュージシャンのイゴール・コロシェフに対する疑惑について、イエスのメンバーはコメントできない。イエスのメンバーは、誰に対するいかなる暴力や軽率な行動も容認しません」


◾️メンバーになったのに「サイド・ミュージシャン」と言われてしまうのは仕方ないですね。




ラダー・ツアーの後、バンドは2000年にマスターワークス・ツアーを終えた。このツアー中、コロシェフはワシントンD.C.近郊でのライヴで2人の女性警備員に暴行を加えたとして告発された。

彼は暴行と傷害、性的暴行という2つの軽犯罪で起訴され、1,000ドルの無担保保釈金で釈放された。

この件は示談で解決し、コロシェフはグループを脱退した。



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