◾️Camel Revisited



Artist:Camel

Title:Dust And Dreams

Year:1991


熱心なキャメルファンでもなかった自分がキャメルを聴いていたのは、主に『Nude』までで、特に90年代以降は全く聴いていませんでした。

ボックスセットもまだ全曲制覇していませんが、レーベルを設立した90年代以降どんな音楽を作っていたのかと興味を持って、2、3アルバムを買って聴いてみました。


このアルバムのリリースは認知していましたが、キャメル名義ながらアンディさんのソロプロジェクトのようなイメージを持っていたので、食わず嫌いといった状態でした。92年、97年、2000年に行われた来日公演も当然観ていません。


本作は短い曲に分かれていますが、キャメルお得意のコンセプトアルバムです。

アルバムはクラシカルなバラードで始まります。

前半には40代に突入したアンディさんの味のあるヴォーカルが聴けますが、好き嫌いが分かれるかもしれません。しかし彼のギターは健在です。


アンディさんがアメリカに移住した後にプロダクションした後半部はインストになっており、ギターオリエンテッドな曲が目立ちます。割とハードでフュージョン・ライクなギターの曲もあります。

しかし終盤の数曲のギターメロを聴くとやはり心地の良い「キャメル節」そのものでした。

良盤です。