■ポール・マッカートニーの長らく失われていたへフナー・ベースが戻ってきた
失われたベースが見つかった！
51年間行方不明だったポール・マッカートニーの最初のへフナー・ベースが発見され、ポールと再会した。
ロスト・ベースの発見に大きな役割を果たしたことを非常に誇りに思います。2018年以来の夢でした。
永遠に失われたとか、破壊されたとか、多くの人が言っていたにもかかわらず、私たちはそれがあるべき場所に戻るまで粘りました。
捜索に協力してくださった方々、手がかりやアイデアを送ってくださった方々、そしてただ私たちを応援してくださった多くの方々に感謝いたします。
本当にありがとうございました。本当にありがとう！我々はやり遂げた！
みなさんが辛抱強く待っていたニュースです。多くの捜索と調査の末、ついにポールのロスト・ベースが戻ってきたのです。
この知らせを聞いたとき、ポールがどれほど興奮したか想像できますか？
ベースは完全で、オリジナルのケースも付いています。再び演奏できるようにするには、いくつかの修理が必要ですが、プロフェッショナルなチームであれば、簡単に行うことができます。
捜索は2018年に始まりましたが、しばらくの間、本当に役に立つ手掛かりは得られませんでした。
2023年5月にスコットとナオミ・ジョーンズが捜索に加わってから、事態は本格的に動き出しました。
プレスやメディアによる捜索の世界的な報道を受けて、最初の有益な手がかりが得られました。
これをもとに、チームは盗まれたベースに何が起こったのかを正確に突き止めることができるようになりました。
ロスト・ベースに関する100を超える手がかりや提案が寄せられ、さらに600を超える人々が協力を申し出てくれました！すごい！
私たちはその反響の大きさに驚かされました。
1972年10月10日の夜、ロンドンのノッティング・ヒル地区で、3トンバンの荷台から盗まれたという情報が入りました。
これは私たちが必要としていた突破口でした。
私たちはすぐに、この情報が電子メールで受け取ったベースが盗まれたという話と正確に一致することに気がついた。
探偵の仕事によって、誰がベースを盗んだのかを正確に突き止めることができました。
さらに、その泥棒がベースをどうしたかという情報も得ました。
ロンドンのラドブローク・グローブにあるパブ、アドミラル・ブレイクの大家、ロナルド・ゲストに売ったのです。
古い記録を調べると、1972年から現在に至るまでの家族の歴史がすべて判明しました。
私たちは、ロスト・ベースがロナルド・ゲストに購入されて以来、同じ家族のもとにあったのではないかと考えました。
2023年9月2日、私たちは『サンデー・テレグラフ』紙に、捜索の概要とチームのメンバーを紹介する記事を書きました。
私たちはこの記事が大きく取り上げられるとは思っていませんでしたが、何千人もの人々の想像をかき立てました。
一週間以内に世界中の新聞に掲載された。私たちは何度もインタビューを受け、テレビのニュース番組にも出演しました。
宣伝の結果、イギリスの南海岸にあるヘイスティングスのテラスハウスに住む人がポール・マッカートニーの会社に連絡し、ベースを返してくれました。
捜索は終わり、ポールはついに盗まれたベースを取り戻した！
このページに掲載されている写真は、ポール・マッカートニーに返却されたときのものです。
多少のダメージはありますが、修理してまた弾けるようにします。ブリッジはあるべき場所にありません！
昨年のロスト・ベース・プロジェクトの立ち上げに続き、1972年に盗まれたポールの1961年製ベース・ギター、へフナー500/1が戻ってきました。このギターはへフナーによって鑑定され、ポールは関係者全員にとても感謝しています。
マッカートニーは1961年にドイツのハンブルグでこの楽器を購入し、60年代初期のライヴ・パフォーマンスやビートルズの最初の数枚のアルバムで頻繁に使用した。
約30ポンド（37.79米ドル）で、このへフナーのヴァイオリン・ベースを見つけたんだ」と、マッカートニーは捜索を開始した2023年に『ガーディアン』紙に語っている。
「左利きの僕には、左右対称のほうがダサく見えなかった。それに惹かれたんだ。そして一度買ってしまうと、その魅力に取り憑かれてしまった」
マッカートニーはバンドが解散するまでそれを使い続け、最後に姿を見せたのは『レット・イット・ビー』のセッション中だった。
