来日したことがあるブリット・フロイドに参加する息子



2023年11月30日

By Rob Carroll(Ultimate Classic Rock)


2016年に息子を解雇したとき、ロジャー・ウォーターズはこの筋書きを予想していなかっただろう。

最近の『ローリング・ストーン』誌の記事で、ハリー・ウォーターズはピンク・フロイドのカバー・バンド、「ブリット・フロイド」に参加し、鍵盤の後ろで一連のライヴを行う予定であることを明かした。

「彼らの誰とも会ったことはないけど、ただ現れて演奏するよ」とハリーはローリング・ストーン誌に語った。

「僕は30年くらいこの音楽を演奏してきた。リハーサルなしでも大丈夫だと思う」


ハリーは14年間、ロジャーのバンドの一員としてキーボードとオルガンを演奏していた。

それが2016年のクリスマス直前に終わりを告げた。

ローリング・ストーン誌によると、ロジャーはカリフォルニアにある長男の家に行き、そこで彼をバンドから解雇したという。

キーボーディストのジョン・キャリンとギタリストのデイヴ・キルミンスターを除く全員がバンドからいなくなった。


ハリーはローリング・ストーン誌に、ロジャーがバンドのメンバーを入れ替えた理由はわからないと語った。

「彼はただブラッドを変えたかったんだと思う。正確な理由はわからないけど、2人を除いて全員がクビになったんだ」


父親のバンドから追放された後、ハリーはピンク・フロイドとは関係のないプロジェクトを追求した。

彼はジャズバンドを始めた。

ダウントン・アビーのような番組の音楽を作曲していた時期もあった。

最終的には、今年初めにレス・クレイプールのFearless Flying Frog Brigadeのツアーに参加し、ピンク・フロイドが1977年にリリースした『アニマルズ』の曲をカバーした。


ハリーはローリング・ストーン誌に対し、このトリビュート・アクトにゲスト出演する可能性について接触してきたのはブリット・フロイドのマネージャーだったと語っている。


ブリット・フロイドは現在、『ダークサイド・オブ・ザ・ムーン』発売50周年を記念して3公演を行っている。(11月28日、30日、12月1日)

ハリーは、元ピンク・フロイドのドゥルガ・マクブルームとスコット・ペイジとともにゲスト出演する予定だ。アラン・パーソン・ライブ・プロジェクトのリード・ヴォーカリスト、PJ・オルソンも出演する。


ハリーは 「タイム」「虚空のスキャット」、「ピッグス(三種類のタイプ)」で演奏する予定だ。



彼は、ブリット・フロイドがこの3つのアニバーサリー・ライヴ以降もハリーを必要としているかどうかはわからないという。


実の父親に解雇された後でも、ハリーのピンク・フロイドの音楽を演奏したいという気持ちは衰えていないようだ。

「でも、もし彼らが僕にもっとやってほしいと言うのなら、興味はあるよ」


出典:

https://ultimateclassicrock.com/roger-waters-fired-son/




■息子にも厳格な父。でも息子がトリビュートバンドで生計を立てているのは、少し物悲しい。

それに「虚空のスキャット」をいつも「夜明けのスキャット」と間違えてしまう自分も悲しい😅