スティーヴ・ターナー・コレクション



先日一度も見たことがないイエスのビデオがユーチューブに突然登場しました。

ひとつはビル・ブルフォードがサングラスをかけたまま演奏する「ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス」で、もうひとつは「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」です。驚きました。

こちらです。




いずれもスティーヴ・ハウとトニー・ケイが在籍時の映像ですから、1970年夏から1971年夏にかけて収録されたものだとわかります。

しかしTV放送された記録はありません。


しかし、いろいろ呼びかけて調査したところ、やっと正体がわかりました。


これはBBC TVの「カラー・ミー・ポップ」という番組(1968 - 1969)のプロデューサーだったスティーヴ・ターナー19715月頃に撮影した未放送のパイロット映像でした。

(この番組にイエスは出演していません)

2014年に発掘されたもののようです。

詳細の経緯は次のとおりです。


【スティーヴ・ターナー・コレクションの発見】

Bonzos Colour Me Popコンテンツ)


スティーヴ・ターナーがカレイドスコープにアーカイブを貸してくれた最初の成果である。

昨年のクリスマス前に、素晴らしいポップイベントでカレイドスコープのことを知ったアダム・スミスから連絡があった。

20146月、BBCの元プロデューサーが私たちのイベントに来て、何年も見ていないフィルム缶やビデオテープがあると言っていた。

アダムはカレイドスコープに見てもらうよう提案した。


私はクリスマス前にそこに行き、たくさんの資料を持ち帰った。

2インチのビデオテープは白い埃にまみれていたが、状態は良さそうだった。

フィルムは1968年から1970年以来未開封の錆びた古い缶に入っていて、BBCのラベルがたくさん貼ってあった。

フィルムの一部は、乾いたスプライスや破損のため、より多くの作業が必要なため、まだ移されていない。


しかし、今のところわかっているのは、次のようなことだ。

Colour Me Pop - Bonzo Dog Doo Dahの音源が6缶。

今のところ、調査された1缶には、奇抜な詩やコメディの瞬間のカラーフィルムが挿入されている。


Take One Plus One -1971年の未放送の音楽パイロットで、イエスとスティーヴン・スティルスが出演。Ex 2"


Strawbs - 1971年頃の初期のポップ・プロモ。Ex 2"


Beach Boys - オーストラリアのコンサート。カラーフィルム。

オーストラリアのコレクターに聞いたところ、これは1969年頃のビーチ・ボーイズのコンサートだそうだ。


Top of the PopsMarmalade(数曲)The KinksMarc Ellingham2曲、Bee Gees(Lonely Days)Tremeloes(Me and My Life)のポップ・プロモ。

これらのいくつかは制作されたが、レコードがチャートに入らなければ披露されなかったかもしれない。

キンクスのものは、移し替える前に特別な作業が必要だ。


ディスコ2 - レッド・ツェッペリンとインターリュードの曲の前で踊るダンサーの背景として使われるアニメーション。

Interludeが何なのかはわからない。おそらく音楽の間奏曲だったのだろう。


目録を作成し、移し替えなければならない缶はまだあるが、これはとても良いスタートだ。

The Hollies / Colour Me Popと書かれた小さな缶が1つあるが、これはビージーズのポップ・プロモで、結局ホリーズの曲ではなかったことがわかった。


また、ボンゾ・ドッグと書かれた缶があり、これは『カラー・ミー・ポップ』の完全なテレレコーディングだと主張しているが、フィルムの質が高いため、専門家によるトランスファーが必要だ。


これまでに回収されたボンゾのインサート・フィルムの詳細

Bonzo Dog fb groupVince Nzo氏による)


おそらくカラー・ミー・ポップのプロデューサーであるスティーヴ・ターナー自身が撮影したと思われる、ボンゾの各メンバーの自宅ロケがカラーで挿入されている。

ロドニー・スレーターはオウムと一緒に、ニール・イネスはピアノで作曲を、デニス・コーワンは横になりながら、レッグス・ラリー・スミスはファンに囲まれながらお気に入りのパブで一杯、ロジャー・スピアは自宅の工房で、ロジャー夫人と息子と食卓を囲みながら、そして最後にヴィヴィアン・スタンシャルは音楽室でアートや楽器と一緒に、ボンゾ・ドッグ・バンドがステージで使っていたあの馬鹿げた厚紙の風船で遊んでいる。

このシークエンスはビビアン・スタンシャルがナレーションを担当し、それぞれのボンゾが彼から公平な分け前を得る。

バックには、ボンゾ・ドッグ・バンドのセカンド・アルバムからの2曲が流れる。

Rhinocratic Oaths」と「11 Moustachioed Daughters」のインストゥルメンタル・バージョンだ。


出典:

https://missingepisodes.proboards.com/thread/11462/turner-collection-bonzos-colour-content


■50年以上前の映像です。まだ未公開の蔵出しプロショット映像があるとは驚きでした。

「消え物」のYouTube映像ですから、消える前にご覧ください。