■変幻自在
Artist:Lalle Larsson Trio
Title :Ashen Lights(『アシェン光の神秘』)
Year:2018
前作『Until Never』に続くラーソンとレインゴールドのコラボによるインスト作品。
トリオ名義になって、ギタリストの代わりにWeave Worldのドラマーが復帰。
Lalle Larsson – Acoustic & Electric Keyboards
Jonas Reingold – Fretless & Acoustic bass
Walle Wahlgren – Drums
言わば「ギターレスのWeave World」になってフュージョン・サウンドが復活。
ギターの役割はラレのシンセに代わっています。つまりヴォーカルこそありませんが、UKのセカンドのような感じ。
マーキーさんによると「キーボード版アラン・ホールズワース」だそうで。
アコースティック・ピアノによる現代音楽的なコンテンポラリー・ジャズ&クラシックの曲もあります。
YouTubeで全曲試聴可能です。
Tracks:
01.Last Venus [6:20]
02.Ashen Lights [7:10]
03.Highland Sky [4:20]
04.Auroras’s Dance [5:26]
05.Contemporary Past [5:10]
06.Meadows [8:16]
07.Uriel’s Moon [4:29]
08.Tunnels Within Tunnels [6:27]
09.Interstellar [5:12]
10.Homeland [5:34]
(Reingold World Pressより)
ラレ・ラーソンは『Seven Deadly Pieces』、『Until Never』『The Weaveworld Trilogy』といったエキサイティングなプロジェクトに続き、強力なリリースを携えて戻ってきた。今回彼はベースのレインゴールド、ドラムのワレ・ヴァールグレンと組んでいる。
ワレは以前にもAgents of Mercyでジョナス、ラレ、ロイネ・ストルト、ナド・シルヴァンと組んでいる。
このアルバムでは、ジョン・コルトレーン、アラン・ホールズワース、エリック・ドルフィーといったアーティストから影響を受けている。
ラーソンはさまざまな音楽世界のホームである。ここでは、ムードやサウンドスケープを創り出すことに集中し、しばしば動くコードやテクスチャーの延長線上にある即興演奏を通して自分自身を表現している。
「僕にとって音楽とは表現することだ。和声的には、例えばビバップよりも現代のクラシック音楽の影響を受けていると言える。だからある種のジャズなんだと思う。35年前に演奏を始めて以来、このアルバムのために作曲と練習を続けてきた」
『Ashen Lights』でラーソンは、ジャズ、コンテンポラリー・クラシック、70年代フュージョンを独自にブレンドしている。
チック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、アラン・ホールズワースのファンは、このホットなエレクトリック・ジャズ・ロックを聴き逃してはならない。
出典 :
https://jonasreingold.wordpress.com/2018/11/11/2018-lalle-larsson-trio-ashen-lights/
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