■ジミとポールだけじゃない左利きのロックスターたち
2023年8月13日
Ultimate Classic Rock
Duane Allman
何十年もの間、世界中のギタリストがデュアン・オールマンの特徴的なスライド・サウンドを模倣しようとしてきた。しかし結局のところ、ミュージシャンシップは指の動きとフィーリングに集約されるのであり、右で弾く左利きであるスカイドッグのトーンを永遠に手の届かないものにしてしまう。
David Bowie
ボウイの最初の変化は、左利きから右利きのギタリストへの転向だった。
この両利きのギタリストへの転向は、完全に状況によってもたらされたものだった。戦後イギリスのショップには、左利き用のギターが少なかったのだ。
Bun E. Carlos
カルロスは常にキットの後ろで素晴らしいサウンドを響かせていたが、彼は右手でも左手でも叩くことができた。
Kurt Cobain
ニルヴァーナの初期、カート・コバーンは左利き用の新しいモデルを買う余裕がなかったため、質屋で買った安い右利き用ギターに頼って弦を張り直すことが多かった。
Phil Collins
フィル・コリンズは左手と左腕を酷使するあまり、数年前に神経学的損傷を負い、手術を受けた。
Stewart Copeland
「ほとんどの左利きの人と同じように、僕は完全な両利きに近いんだ」
Billy Corgan
スマッシング・パンプキンズのボーカル兼ギタリストは、左利きであることを否定し、標準的な右利きスタイルでギターを弾いている。
Elvis Costello
Dick Dale
Elliot Easton
カーズの共同設立者エリオット・イーストンは新品やヴィンテージの左利き用アックスを集め続けている。
Robert Fripp
左利きとしてギターを右利きで弾けるようになることは、フリップにとって彼自身の独特なスタイルを確立するのに役立ったと信じている。
「両手があるのだから、それぞれを使えばいいじゃないかという前提で仕事をしているんだ」と彼はかつて語っている。
Jimi Hendrix
ジミ・ヘンドリックスほど有名な左利きのロックスターはいない。
このギターの神様は右手で書いたが、いざ演奏するとなると、左手と右手を使い分ける方が自然だと気づいた。
父親のアルはそれを許さなかったのでジミは密かに右利き用のアックスを弦が逆向きになるように張り替えた。父親がいないときは左利きで、いるときは右利きで弾いていた。
一度ギターの弾き方を覚えてしまえば、頭の後ろで叩いたり、歯で弾いたりするのはそれほど難しいことではないのだ。
Tony Iommi
アイオミが板金工場で負った大怪我の克服に比べれば、左利きのギタリストという汚名への対処はたいしたことではない。
Mark Knopfler
ダイアー・ストレイツのフロントマンは、「ビブラートをかけるには、明らかに強い手がネックにあるんだ。3本の弦を同時に引っ張ったり、曲げたりすることが簡単にできるんだ」と語った。
Paul McCartney
マッカートニーは右手で書いたり、右利きのようにドラムを叩けるが、ベース、ギター、マンドリン、その他の弦楽器はほとんど常に左で演奏してきた。
彼は珍しい左利き用ギターの素晴らしいコレクションを持っており、その中には1960年のサンバースト・レスポールも含まれている。
工場では、ヘッドストックにある「Les Paul Model」のロゴを逆さにしなかったため、ポールが弾くと逆さまになる。
Gary Moore
ゲイリー・ムーアはフリートウッド・マックのピーター・グリーンから買い取った象徴的なレスポールからどのような音楽を生み出そうかと、左利きから右利きに転向した。
Ian Paice
ペイスは左利きのドラムキットの後ろに座っている。つまり、一般的なセットアップとは逆で、イアンのスネアとハイハットは右手、キックは左足の近くに置かれている。
「初めてまともなドラム・キットをセットアップしようとしたとき、それが右利き用に作られているのを見るまでは、そんなこと考えたこともなかったんだ。タムの取り付け位置が違っていたんだ。鏡で自分を見ると右利きに見えるから、みんなと同じように見えると思う」
Joe Perry
エアロスミスのロッカーは左手で書くが、ギターは右でプレイするよう学んだため、多くのファンは彼が左利きであることに気づかなかった。
Iggy Pop
パンクの始祖であるイギー・ポップがギターを弾くときは左利きだ。悪名高い 「ピーナッツバター事件 」の映像を見たことがある人なら、イギーが左手で胸にピーナッツバターを塗っていることに気づくかもしれない。
Paul Simon
ポール・サイモンが歌詞を左手で書いている間、彼は右手で愛する音楽とギターのサウンドを奏で、創造することを学ぶことを余儀なくされた。
Ringo Starr
ほとんどの人はポール・マッカートニーを知っているが、実は左利きのビートルズは2人いる。
リンゴ・スターは生まれつき左利きだったが、祖母からもう片方の手で書くように強要された。そのため、ミュージシャンになる頃には右利きのドラムキットに慣れていたが、他のドラマーよりも左手のコントロールが上手だった。
彼は「Rain」や「Day Tripper」のような曲のフィルを「後ろ向き」で演奏していた。
つまり、彼は左手でリードし、タムを左から右へ動かすのではなく、右から左へ動かすのだ。このユニークな奏法は、ビートルズを異彩を放つ特別な一面であり、リンゴのパターンを再現しようとした右利きのドラマーたちを困惑させた。
Dennis Wilson
ビーチ・ボーイズのスキンズマンは、演奏時に左手を好んだ（ただし、バスドラムは右足で蹴った）ため、彼は数少ないオープンハンド・ドラミングの初期の支持者の一人となった。
Johnny Winter
ほぼ盲目でアルビニズムを患って生まれたウィンターは、スターダムへの道のりで右利きのギターを学ぶなど、人生で多くの障害を克服した。
出典：
https://ultimateclassicrock.com/left-handed-rock-stars/
