■バンド名の由来など
2010年にリリースされたDVDにロイネ・ストルトのインタビューが収録されています。
YouTubeで一部を見ることができます。
Artist : V.A.
Title : Romantic Warriors
A Progressive Music Saga
(リージョンフリーですが字幕はありません)
Year : 2010
(訳)
スウェーデンはこの時代、新しい面白いプログレッシヴ・ロックバンドがたくさんあることで知られているが、僕が音楽を始めて最初のバンド、最初のプロフェッショナルバンドに参加したとき、実はシンフォニック・プログレッシヴ・ロックバンドだった。
スウェーデンにはあまりバンドがなかった。
ジャズやフュージョン、ブルースなど、その手の音楽はたくさんあったんだけど、プログレッシヴ・ロックのバンドはあまりなかったんだ。
だから、70年代半ばの僕たちはそういう意味ではユニークだった。
フラワーキングスという名前の由来はとてもシンプルだ。
当時はバンドを始めるという発想はなかった。
僕はただ音楽を作り、録音し、何らかの形でそれをリリースし、聴衆がいるかどうかを見たいと考えていた。
しかし、アルバムが完成し、アルバム名を決める時期が来たとき、そのアルバムを「フラワーキング」と名付けた。
そして、もしこのアルバムがどこのファンにも受け入れられるようなものになったらと、頭の片隅に考えていた。
バンドを始めて、ライブで音楽を演奏するのもいいなと思った。
いいバンド名があるはずだと思い、検索して、20、25、30くらいのバンド名の候補を書き出してみたんだ。
そして、単純にこの名前が気に入ったんだ。
ポジティブで、ちょっとヒッピーっぽい感じがする。
僕はヒッピーではないけど、その時代が好きなんだよ。
それに、人々は今よりももっとお互いを大切にしていたような気がするんだ。
だから、「フラワー・キング」はとても素敵でポジティブな名前に思えたんだ。
(訳)
おそらく理由は様々だろうけど、そのうちの一つは生計を立てなければならないということだ。
最近のミュージシャンが複数のバンドで演奏するようになったのは、僕らが一緒に演奏しているドラマー、キーボード、その他いろいろな人たちが、それぞれ別のプロジェクトを持っていて、別のアルバムを出して、別のツアーをしているからだと思う。
例えば、ソルタンは車の修理工と一緒にドラムを叩いていたんだけど、彼は今、中国と日本にいる。
彼はジャズ・トリオでドラムを叩いていて、アメリカには来れなかったんだ。
そして今はSpock's BeardやTears For Fearsと一緒にプレイしている。
だから、ミュージシャンがいないところで演奏するのもいい機会なんだ。
他のプレーヤーと一緒に演奏することで、インスピレーションを得ることができると思う。
そうすれば、まったく異なるインプットを得ることができるんだ。
それに、世の中には素晴らしいプレーヤーがたくさんいて、できるだけ多くの人と一緒に演奏したいと思うから、いろいろなプロジェクトをやることになるんだけど、それは経済的なことも関係している。
もちろん、お金を回すためにいろいろなプロジェクトをやりたいとは思うが、実は、いろいろな種類の音楽を書いてみたいというのが一番大きいのではないだろうか。
いろいろなミュージシャンと一緒に演奏してみて、自分の音楽がどのように発展していくのか、また、他の人と一緒に作曲することも、とても刺激になると思う。
DVDトレイラー(TFKがちょこっと出ます)