■アラン・ホワイトの参加作品より



Artist : John Wetton & Phil Manzanera

Title : Wetton Manzanera 

Year : 1987


エイジアが「アストラ」でコケて、一旦終了した後にウェットンが出したアルバムです。

エイジアと同じゲフィンから出ました。


アラン・ホワイトが参加しているのですが、ウェットンやゲフィンとの接点が思いつかなくて、どういう経緯で参加したのか自分は知りません。

(ご存知の方がいたらご教示ください)


アラン・ホワイトのプレイに着目(着耳?)してあらためて聴き直してみました。

アランは特に目立とうとはしておらず、極めて堅実な演奏を聴かせてくれています。

彼が多くのセッションに呼ばれて活躍したのは、このような悪目立ちしない美点があったからかもしれません。


87年というと、自分にとって丁度フォーマットチェンジの時期でこの作品はLPで購入しました。

そのLPは処分したので、その後97年に英ブループリントから出た時にCD(盤はオーストリア)を買い直しました。

ところがジャケットとタイトルが何故か変わっていました。



そのかわりデヴィッド・ギルモアが共作クレジットに加わったボーナストラックが追加されていたのですが、バックスリーブの印刷とは異なり、10曲目に挿入されるというおかしな編集になっています。

初めて聴く人は歌詞を聴かないと気がつかないかもしれません😅


M10とM11の収録順が逆


現在販売されているCDはジャケもタイトルもオリジナルに戻されているようですから、クレジットも修正されていると思います。

結局鬼子のようなCDになってしまいましたが、何度もは買いません(笑)

思えばブートレグのようなCDを出していた今は亡きブループリント / ヴォイスプリントのあるあるでした。

勘ぐると、わざとタイトルを変えて、違う作品を装って出したのかもしれませんねえ。


ちなみにヴォイスプリントの事業を承継したのが現在のGONZOですが、この会社もブートレグのような製品をたくさんリリースしていますね。

聞くところによると、マネージメントを通さず、アーティスト個々人から直に許諾を取る手口が得意なようで、まるで芸人の闇営業みたいです(苦笑)

でもミュージシャン以外で著作権料の上がりで食べている人間が多い音楽業界ですから、すべて悪とも言いきれないところです。


脱線しました。

マンザネラ(現在71歳)はギルモアのライブに出たりして、まだご健在のようですから2人の分まで長生きして欲しいところです。


このアルバムで一番好きな曲とライブパフォーマンス映像を貼っておきます。


Have You Seen Her Tonight?



Do It Again