一時期超多作だったリック・ウェイクマン。
強迫観念に囚われて作品を作り続けていた頃のことを自伝でも語っています。
正直いったい作品がいくつあるのか見当もつきません。
そんな中でリックの作品をアナログやシングル、セッション参加作品やプロモにいたるまで全て購入し収集していた知人がいました。
リックの作品には駄作もありますし、何故全部買うのかと彼に尋ねたことがあります。
彼が言うには「誰もやっていないから」❗️
たしかに世界を見渡してもそんな人は知りませんし、ある意味使命感だと理解しました。
リック本人も全ては持っていないでしょう。
リックの作品で人気なのは、やはり「ヘンリー8世と6人の妻」に始まる初期のソロアルバム群でしょうし、EREのようなエレクトリックキーボードが活躍するロックアルバムだと思います。
しかしリックは長年ピアノツアーを続けていますし、「クリスマス・ポートレート」のような地味だけど良いピアノアルバムも出しています。
そんなあまり聴かれていないピアノアルバムのうち手元にあるものの中からピックアップしてみました。
1. Night Airs 1990
ニューエイジ作品のAirs三部作最後の1枚。
やや暗い曲調が多いけど、落ち着きのあるシンプルさが魅力のオリジナル曲ピアノ集。
2. The Piano Album 1995
1994年のSimply Acoustic Tourよりライブ収録された作品。
過去の自作品や自身が参加した曲をピアノでカバーしています。
3. The Piano Tour Live 2001
こちらもピアノツアーからの2枚組ライブ盤です。過去作やビートルズのカバーなど。
ただし、ピアノツアーなのにピアノ以外の楽器(エレクトリック・ハープシコードなど)も使っています。
イエスのメドレー(同志 / 不思議なお話を / ザ・ミーティング)も演奏しています。
リックの漫談MCも聞けます。🤣🤣
4. The Yes Piano Variations 2002
ピアノで演奏するイエスの楽曲集です。
この時点での最新スタジオ録音。
似たようなジャケとタイトル、内容のコンピ作品×2枚にご注意。
5. Piano Portraits 2017
定番曲をスタジオ録音した好作品。
6. Piano Odyssey 2018
クラシック、ロック、ポップスの名曲をスタジオ収録した作品ですが、自作曲2曲ではオーケストラやクワイアを起用して美しい作品に仕上げています。
Rick Wakeman - Help
関連記事 :