1994年のトークツアーは欧州では行われずに北米、南米、日本だけで行われました。
北米ツアーでトレヴァー・ラビンは「コンサートソニックス」という新しいシステムを導入しています。

これはライブ会場のミキシング・コンソールで調整された音を会場内でFM放送し、聴衆は手持ちの小型ラジオやラジオ付きウォークマンのような機材で受信してヘッドフォンにより完璧なバランスのサウンドを体験できるという画期的?な試みでした。

せっかくライブに参加したのにPAシステムではなくヘッドフォンの音を聴くという時点でわけがわからないと思うのですが、結局予想されたとおり録音された良質なサウンドボード音源が大量に出回り、また多数の海賊盤が登場するという結果に終わりました(苦笑)


トークツアーは映像もライブ盤もリリースされていませんので海賊盤対策としても早くリリースしたらいいのにと思いました。

南米チリ公演のTV放送より

トークツアーでのライブパフォーマンスは悪くはなかったのに、アルバム「トーク」が期待したほど売れなかったのとヴィクトリー・レコードにも余力(予算)が無かったのでしょうねえ。



↓コンサートソニックスの採用について

海外での似たような話ですが・・・
楽器のアンプ接続がワイアレスになってクリス・スクワイアのトランスミッターの電波を拾って録音する猛者まで現れました。
一応聴いてみましたが何が面白いのかちっともわかりませんでした🤣

「TALK」=「談」