2012年にリリースされたイエスのSHM-CD紙ジャケット サードアルバム〜究極の7タイトルが再プレスされて2月24日に発売されます。


ディスクユニオンではまとめ書い特典のボックス付き↓
イエスには紙ジャケの種類がたくさんあって非常にわかりにくいです。
ディスクユニオンさんの情報だけでは分からないので、以下少しだけウンチク豆知識を。

2012年の来日記念盤のSHM-CDは2009年の紙ジャケの再発だったので音源とボーナスは米ライノのExpanded & Rematered(2003年にリリースされた決定盤)だと思います。
つまり
2003ライノUS
→2009紙ジャケJP
→2012来日記念紙ジャケJP再発
→2021紙ジャケJP再々発
です。
全て同じ音源ですが、持っていないファンにとって今回の再々発は朗報ですね。


2009年盤↓

日本にあるDuplicatedマスター(LP国内発売時のコピー・アナログ・マスターテープ)から日本独自企画として制作された一番最初の紙ジャケ(1998年のHDCD)とは異なるデジタルマスターなので音質、内容ともに👍です。

もっともイエスソングスのHDCDなんかは音圧を高めにされていたせいかもしれませんが、昔聴いていた日本盤アナログレコードの音によく似ていたとは思いました。昨年断捨離してしまいましたが。

ちなみにいつからイエス日本盤のマスターが音質劣化のないデジタルになったのかは知りませんが、想像では最初からCDでもリリースされるようになった1987年の「ビッグ・ジェネレーター」からではないでしょうか。

2001年の「マグニフィケイション」のマスターディスクをイエスを初めて手がけることになったテイチク(インペリアルレコード)さんに見せていただいたことがありますが、最初にテイチクさんの担当ディレクターが聴いた時にはあまりにもベースの音が大きくて間違いだと思ったそうです(爆笑)

2019年にリリースされた日本独自企画の「危機」のMQA-CDも残念ながらアナログ・デュプリケイテッド・マスターテープによるものでした。
ハイレゾ変換されてMQA規格でエンコードされたのは評価できますが、対応機器を持っていないので購入しませんでした。
ただいくらハイレゾでマスターの音に近づいてもマスターの音質は超えられないのは当然でしょうね。


海外ではLPリリースだった2019年来日記念日本独自企画のSTEVEN WILSONリミックスCDに関して言えば、マスターはライノのブルーレイオーディオ&CD(2013〜)だと思います。