イエス道(Road To Yes )

楽しいけど滑稽なマニアの生態
嬉し恥ずかしイエス道
The Word Is Live の巻


2005年にリリースされたイエスのライブ・
ボックスセット3CD The Word Is Live 
(邦題「ライブ・イヤーズ」)のどこが
凄いのか?について書きたいと思います。


タイトルはThe Word Is Loveをもじった
ひねりがないものでしたが、FM放送音源
などをオフィシャル発売した英断には
まず感謝。
でも本当に凄いのは・・・。


第一位
DISC 1
Crystal Palace Bowl, London 1971
Steve Howeが保有していた秘蔵テープから
正真正銘の初出音源!
トニー・ケイ脱退前の最後のライブです。
若々しいスティーブのギターと意外に
ロックっぽいエネルギッシュなビルの
プレイが奇跡のような音質で聴くことが
できます。

Track 5.Yours Is No Disgrace 
こんなに若々しくて激しいユアーズを初めて
聴きました。トニーの活きのいい演奏も素晴
らしい。

Track 6. I’ve Seen All Good People 
若々しくて最近の演奏とはまるで別物(笑)

Track 7.America
リックと行ったスタジオ再録音より遥かに
ぶっ飛んでいます。ビルもトニーも活き活き
としているが、なによりスティーブのギター
の凄みが120%堪能できるテイク。
アルバム中のベスト!

Track 8.It’s Love
ヤング・ラスカルズ1967作のカバー。
初期のイエスはカバーを結構演っていたが、
カバーでもぶっ飛びぶりが凄い。
後半のクリスのスキャット・ボーカルも
凄いじゃないか!

この4曲だけでボックスセットを購入する
価値ありと言わせていただきます。
是非フル・バージョンで出していただき
たいですね。



第二位
Disc 2
Cobo Hall, Detroit 1976
Track1. Apocalypse 
Track2. Siberian Khatru 
Track3. Sound Chaser 
アルバムYesshows用ライン音源(初出)
パトリック・モラーツの繊細なピアノの音
がよく聞こえます。
特にSound Chaser は名演です。


他は全てオフィシャル初出でも以前から
入手可能な音源でした。
その中から、次点としてあげると・・・

The Big Medley - Inglewood 1978
※Inglewood というクレジットは誤り。
  正しくはWembley Arena, London
初出音源ではありませんが、アルバム
イエスショウズでのモヤモヤする編集を
やっとオフィシャルリリースで吹き飛ばして
くれたことに敬意を表します(笑)