梅雨の沖縄②:世界遺産の玉陵 | わんわんののんびり生活

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由緒正しい雑種の野良犬です。
人間達は、どうしていつもあくせくしているのだろう?

首里城公園入口から道路を渡ってしばらく歩くと、王家の墓所玉陵(たまうどぅん)があります。

券売所の地下でガイダンスを見て墓所へ。がじゅまるなどが鬱蒼としています。

小雨が降って、湿度がものすごく高くて、なんだかジャングルを歩いているような気分です。

東側の御番所が復元されています。

祭祀、儀礼の際の休息所に用いられていました。

墓所は石積みの壁で囲われており、第一門をくぐります。

中庭があり、正面に中門、左手に小さな石碑があります。

中門は低いので、頭をぶつけないよう、券売所でご注意がありました。

仮名書きで玉陵に葬られるべき人々を規定しており、1501年に建てられました。

碑文の年号は大明弘治14年で、中国の年号を使っています。

日本の文字と中国の年号、当時の琉球の立ち位置がうかがえます。

中門を入ると左から東室、中室、西室の三つの墓室があります。

王族が亡くなると、中室に棺を安置し、数年後に遺骨を洗い清めます(洗骨)。

国王と王妃は東室、王子や王女は西室に改葬されました。

東室の入口。

東室の上にいる雌獅子。

子供の獅子を抱いています。

西室の入口。

東室と中室の間にいる雄獅子。

首里城は絶え間なく訪問客がいますが、玉陵はぽつぽつと人が来る程度で、静かでした。

夕方一時間余りいましたが、日本人よりは外国人(英語、中国語)が多く来ていました。

 

ゆいレール首里駅に戻る途中、龍潭(りゅうたん)という人工池があります。

中国の使節をもてなすため、池のほとりの桟敷で宴を開催したり、池に龍舟を浮かべたりしたそうです。

龍潭から首里城正殿が見えています。

池の周囲を歩いていると、また標識が…。

私は蛇がダメなんです。迷わず退却します。

(つづく)