勝連城からバス3本乗り継いで、中城城に向かいます。
①勝連城前より 52与勝線那覇バスターミナル行きにて コザ(具志川高校向け)乗換
②コザ(山里向け)より 110長田具志川線那覇BT行きにて 比嘉西原下車
*コザ(具志川高校向け)からコザ(山里向け)へは交差点を渡る必要があります。
*比嘉西原バス停横の階段を上がるとイオンモール2Fの駐車場です。
③イオンモール沖縄ライカムより 北中城村コミュニティバス(グスクめぐりん)西ルートにて 中城城跡下車
*グスクめぐりんのバス停はイオンモール1Fアライバルゲートです。
コザ(山里向け)バス停そばの壁画です。
グスクめぐりんは、北中城村役場や喜舎場でも乗換できますが、暑くて日照がきついので始発のライカムから乗りました。
きれいなトイレと食品売り場、バス停に日陰があるので助かります。
乗車したら、運転手さんにどこまで行くか告げましょう。
(誰も乗降りしないのに各バス停でドアを開けさせて、申し訳なかったので)
この便の乗客は、私と地元らしきおじいさんの二人だけ。
病院、体育館、公民館、図書館、村役場などを回って中城城跡バス停に着きました。
バス停標識の右に写っているのがグスクめぐりんです。
入口管理事務所で入場券を買うと、正門までカートで送ってくれます。
午前中に梅雨明けが発表され、すっかり夏の日射しです。
運転士さんも完全防備でした。
中城城は14世紀後半頃まで先中城按司(さきなかぐすくあじ)代々の居城として構築。
按司滅亡後、1440年に護佐丸により増築され、現在の形になったようです。
護佐丸は勝連城の阿麻和利(あまわり)と抗争、1458年に勝連と首里の連合軍により滅ぼされたと伝えられます。
護佐丸の二人の子による敵討ちは、組踊「二童敵討」になっており、阿麻和利がいかにも悪人のような格好で出てきます。
阿麻和利より護佐丸の方が人気があるのか…
南の郭への石段を登る途中、首里や久高島などの拝所があります。
南の郭のアーチ門。
整然とした布積み(豆腐積み)。
中城城は標高160mの丘陵上にあり、西に東シナ海、東に中城湾(太平洋)を望みます。
中城湾にある沖縄電力の火力発電所が見えます。
時折、米軍らしきヘリが行き来します。
東京でもヘリは飛んでいますが、頻度が違います。
中城城で最も広い一の郭。正殿がありました。
一の郭の立派なアーチ門。
順路をそれた場所に、英文併記の「ハブに注意」がありました。
中城城で見たのは、ここだけでした。
石垣の曲線が美しい二の郭。
裏門まで降りてきました。
暑くて、城内では他のお客を見ませんでした。
帰りのバスまで時間があったので、中村家住宅まで歩きました。
中城城跡バス停から20分弱…あいにくお休みのため門の外から写真を撮っただけです。
個人のお宅を撮るわけに行かないので、こういう場所はありがたいです。
中村家の前の石畳です。静かな夏の昼下がり、誰も歩いていません。
昔ながらの沖縄という感じで、風情がありました。
道沿いにある「大城喫茶店」という名の東屋。
大城バス停横にあり、日陰でバスを待てるので助かります。
ここからグスクめぐりんに乗り、イオンモール沖縄ライカムに戻りました。
ライカムからは那覇方面へ高速バスや路線バスが出ています。
夕方の路線バスは高校生がたくさん乗ってきてあちこちを回り、ローカル色満点です。
沖縄の高校は校門前に「琉球大学XX名」とか進学先の看板があり、予備校みたいでした。
ただ渋滞で時間がかかるので、お急ぎの方は高速バスがいいかも。
(つづく)