
長万部から函館本線で小樽を目指します。

長万部始発の倶知安行きはH100の単行です。
1970年代は函館本線と言えば急行ニセコでした。函館から札幌まで、ディーゼルカーと客車がありました。客車はC62重連が牽引していました。
国鉄の無煙化が近づくにつれSLブームが発生、急行ニセコのC62重連と
伯備線のD51三重連がTVや映画や新聞や雑誌でもてはやされました。
家が貧しい私には、どちらも遠い世界でしたが。

学生時代、はじめて北海道に行って連絡船から乗換えたのは、ディーゼルの急行ニセコでした。
連絡船は横になれるので、夜はここで寝てニセコで札幌を目指したのです。
早朝の函館駅から連絡船に接続しているのは、特急2本とニセコ。
北海道ワイド周遊券で、追加料金なしで乗れるのは、急行自由席のみ。
つつましい旅でしたが、行く先々で出会う多くの学生が同じことをやっていました。

さて、現在は長万部から小樽の間はすっかり列車本数が減り、「攻めの廃線」と言ったかどうだかわかりませんが、新幹線開業時の廃止も決まりました。

長万部駅周辺でも、新幹線工事が進んでいます。

お昼の倶知安行きは、座席があらかた埋まるくらい。
日本人が半分、乗り鉄が中心でみんな一生懸命外を見ています。
残りがインバウンドで大きなスーツケースを持って、倶知安を目指しています。中国語が中心で、ハングルや英語が聞こえてきました。
函館方面からの乗換え組と札幌方面からの乗換え組がいます。
ジャパンレールパスなら乗り放題だし、時刻表や乗換えもわかりやすいし、といったところでしょうか。
結構鉄道にも関心を持ってくれているようで、車両や駅や車窓の写真を撮っています。

函館本線は曇って羊蹄山が見えてなくても、結構景色を楽しめました。
よくこんな山の中に線路を引いたなあ、まとまった積雪がある寒冷地で保線も除雪も大変だなあという、いつもの感動です。

外は雪が降りしきり、熱郛で保線担当が運転席に同乗します。
まだ雪で線路がやっと隠れる程度なので、除雪はホームだけで、線路はやっていません。
ラッセル車も排モも車庫でお休み中みたい。

倶知安に着いてホームに降りたら、雪がさらさら。
インバウンドのみなさんがうれしそうにはしゃいでいます。
このおかげで乗客数がキープされているのを、ありがたく思います。

小樽発倶知安行きが入って来て、ここで折り返し。
乗り鉄組は、小樽行き2両編成のH100に乗り込みます。

続きます。