ダウン症の息子・うつ病の妻・優柔不断な僕 -2ページ目

「息子さんはダウン症の疑いがあります」



そう…そうなんだ…


でも自分達の子どもだし…もうかえられないし…


育てていく覚悟しないと…


けれど…えっと…ダウン症ってそもそもなんだっけ??


…あ!それより奥さん大丈夫かな……



自分がどれだけ止まっていたかわからないけど


奥さんが気になって横をみたら、


放心状態で小児科先生を見ていた。




そんな奥さんに対して小児科先生は、


小児科先生 「……あ、そういえば、抱っこしますか??

せっかく今いるし。」



僕 「???!!!」



僕はとてもいらっとした。


文章ではあまり伝わらないかもしれないが、


分娩室から感じていたがこの小児科先生、


かなり無表情ぶっきらぼうでそっけないしゃべり方。


年齢は僕たちと同じくらいかな?という感じの若い先生。



いやいや、状況よく見ようよ。


奥さん、そんな状態じゃないじゃん。


もうしょうがないことだから、そんなショック受けてる場合ないと


言いたいのか?


それとも、子どもの障害が受け入れられないなら


産むなといいたいのか?


今いるしって…物みたいに扱うなよ、


障害あるからそんな言い方するのか?


そう言い返したいくらい、馬鹿にしたような言い方。



さすがの奥さんも、先生をみていた目が、


だんだん睨んだ目に変わっていったのを感じた。


それくらい、言い方が本当にひどかった。



奥さんが叫ぶか泣くかしそうだったので、


僕はとっさに


「そうだね、抱っこさせてもらおう、ほら!」


といって赤ちゃんへ近寄って行った。



ダウン症…


受け止めないと…


そう思いながら、


僕は赤ちゃんをそっと抱いた。



奥さんはずっと座ったままで、


その小児科先生を


涙目で睨んだまま


赤ちゃんには指一本触れようとしなかった。