南米の笛ケーナで聴く「コンドルは飛んでいく」 | 私の笛簫日記

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笛と洞簫の練習の進捗状況と、練習の傍ら聴いて感動した奏者の方の素晴らしい演奏を記録しておきたくてブログをはじめました。篠笛の素朴な味わいのある音、中国笛子の澄んだ美しい音、洞簫の渋い古典的な音に心惹かれています。

世界中で愛されているフォルクローレ「コンドルは飛んで行く」こと「El Cóndor Pasa」、素敵な曲ですよね。こちらは伝承曲を採譜したメロディが元になっています。オペラのために創られた一連の曲の序曲でした。1970年にアメリカのサイモン&ガーファンクルがカバーしたのをきっかけに日本でも知られるようになったみたいです。


南米の笛・ケーナで奏でる「コンドルが飛んで行く」が好きです。ケーナの故郷はペルー、ボリビアあたりだと聞いています。ウィキペディアによれば、運指にはボリビア式とアルゼンチン式があるとか。でも日本にはアルゼンチン経由で紹介された経緯からアルゼンチン式の運指で調律されている場合がおおいそうですね。ケーナは元は骨や葦で出来た楽器で裏1つ孔に表3つ孔や4つ孔だったようです。今では竹や木など頑丈な材料が使われており、裏に1つ孔、表に6つ孔が標準です。唄用の尺八や洞簫と同じく西洋音階に対応したする為なんでしょうね。理論的には4オクターブ出るとか。


先日のレッスンで「コンドルは飛んでいく」の楽譜を先生にいただき、YouTubeで探してお手本として聴いています。ちなみに中国語では「老鷹之歌」です。

ケーナの美しさ響き、もっといろいろな曲で聴きたいです。良い曲をご存知でしたらぜひ教えてください。