ブログ記事紹介シリーズ 

 

 

なぜ、利確が早いのか?

 

 

「利益額に通常の金銭感覚を持ち込んでいませんか?」

まずは、ユミンコさんの記事を読んでください。

 

・トレードというのは勝ったり負けたりするのが当たり前の世界ですが、人は損をすることに慣れてないんです。また、FXの場合レバレッジをかけるので通常よりも大きなリスクを取って、大きな利益を狙いに行く、そういう世界です。だからこそ通常の金銭感覚をもって相場に接していてはやられる。

 

・プロスペクト理論において、いつも大きな損に注目が行きがちですけど、勝ったり負けたりするという大前提に立つと、実は利確が早い事もそれなりに大きな問題なんです。利確が早いという事は、その分だけトレード全体でみると損をしている事になる。損の方が決済のコントロールが難しいので、すぐに損が膨らむ。来るべき損に備えるためにも、利益を得られる時にはとことん相場から搾り取るのが理想です。勝つときは徹底的に、負ける時は潔く、ということです。

 

・今週のトレードを振り返ると

 ○(利確 ※20pips以上) 5回(25%)

 ●(利食 ※20pips未満) 5回(25%)

 ▽(積増失敗 ※一応利確)1回(5%)

 -------利確/損切の壁--------------

 ×(損切 ※10pips以上) 9回(45%)

 

損切りも目立ちますけど、利食いが目立ちます。利確と損切りの比率でみれば、実は、1対1くらいになるものなんです。トレードってそういうものと考えるようにしてます。プロスペクト理論の2つの性質のうち、利確が早い事ははっきりとトレードに表れてくる。チャートの細かい値動きに翻弄されて、「いや伸びない、損に変わるかもしれない」という恐怖心が勝手に自分の中に芽生えてきてしまうと、トレードから逃げようとします。逃げて解放されようとすればするほど、トレードのパフォーマンス自体は落ちていきやすい。ちなみに、積み増し失敗は許容してます。期待値を取りに行く積極的な行動の結果なので。今後も、利食の発生回数に関してはしっかり記録に残すようにしていきます。

 

 

非常識になれ。普通の感覚は捨てるべし。

 

 

「“良い意味でいっちゃってる人間”でないと、その割合には入れないのかもしれません。」

 

・FXっていまだにマイノリティなもの。やっている人は少ない。特にレバレッジをものすごくかけて、本気でやっている人の人口は少ない。そんな「普通じゃない事」をやっているんだから、普通の感覚でやってはいけない。常に、卑屈に、性格悪く、相場と向き合って、やるからには容赦しない。徹底的にやる。そういう姿勢が必要。卑屈で性格が悪く、徹底的にやるからには、自分がしっかり頭を使って戦略的にトレードをしていく必要がある。トレード手法を勉強する事も大事だけど、まじめすぎると卑屈さ、性格の悪さは身に付かない。そこがトレードの難しいところ。こればかりは実践を積み重ねていくしかないのか。スポーツでもなんでも、駆け引きが必要な勝負は、やはり相手の裏をかくような戦術的思考をもった人が勝ちやすい。真正面からチャートを見ずに、常に裏をかこうというスタンスで、トレードを繰り返していくことがやはり必要だと思います。

 

 

市場参加者を集団ごとに分類すると?

 

 

 

「あなたは今、どの集団ですか?」

 

・最後に、大衆の一部になって負け続けたいか、少数派になって大きな勝利を勝ち取るか、という話。努力の方向性を間違えないように、先に述べた話を頭に入れて、常に相場を定量的かつ定性的に分析して、トレードを極めていきたいですね。

・紹介した記事で書いてあることはいわゆるバンドワゴン効果の事かと思います。市場参加者の大半がロングと思い始めた時にはもう時すでに遅しなんですよ。。。常に相場の展開と市場参加者の意見を批判的に見ていくようにしましょう。