同居で問題になってくるのは
「お金」
「食べ物」
「生活スタイル」
「プライバシー」などなど、
色々あると思いますが、
ここでは間取りでできる「生活スタイル」や「プライバシー」に関わる解決策をご紹介したいと思います。
ここでは30~40坪台で考える入居時に同居前提のお家ではなく、将来同居するか否か分からないけど「可能性はある」というレベルのお家づくりを想定します。
まず、生活スタイルの違いで挙げられるのは、
・ご飯を食べる時間
・お風呂に入る時間
・出かける時間
・寝る時間
こんな”時間”に関わるところに違いが出てくると思います。
特に「寝る時間」に関してはお年寄りと若者では大きく違いが出るところですよね。
一方は早寝早起き、もう一方は遅寝遅起きだと、起きている方は相手を起こさないよう音に気を遣いますし、寝ている方もうるさくされるとゆっくり眠れませんね。
プライバシーについても同様に「音」が聞こえることによって双方に干渉が生まれてしまいますね。
当然の事ながら、隣合っている部屋はいくら扉や壁を挟んでいても少なからず音が響いてしまいます。
ここで解決策として重要となってくるのが、「音の緩衝地帯」です。
間取り上でいう「音の緩衝地帯」とは「廊下」など部屋と部屋の間にある空間のことをいいます。
廊下、ホール、他の部屋など、同居人と家族のいる部屋と部屋の間に一つでも空間があることでかなり音の緩衝をしてくれます。
でも、ここで
「え~?和室とリビングの間に廊下!?」
という声が聞こえそうです。
同居は見据えて建てたいが、同居しない間は家族のスペースとして使いたいという方が多いと思います。
我が家も今は前回ご紹介したように子供のプレイルームとしてリビングの横に配置しています。
(前回の記事はこちら)
解決策
我が家は将来を見据えてここをどうしたかというと、こうしました↓
将来同居になった際は、玄関からリビングに入った所から洗面所までを廊下とする壁と建具で仕切るという計画。
こうすることで、今はリビングと隣り合った部屋である和室が、廊下を挟んだ寝室となります。
また、玄関にもトイレにも洗面・風呂にもリビングを通らずに廊下を通って行けるようになります。
リビングを通らずに水周りや玄関に行ける事は、双方のプライバシー保護にも繋がります。
いつ起きて、いつ何をして、いつ外出して、いつ寝て。。。あまりにも無干渉も良くないですが、干渉したくなくてもせざるを得ない間取りにはしたくないものです。
廊下を挟むというのは坪数や間取り上難しいということもあるので、その場合は壁を作る時に防音壁や防音ドアにしてもらう事で解決できそうです。
同居を見据えたお家を計画する際は、
最低限水周りへのアクセスと玄関へのアクセスをリビングを通らずにできるという点を注意して計画すると良いでしょう