皆さんは、Pay What You Wantという価格設定戦略をご存知でしょうか。
これは、売る側が商品の値段を決めるのではなく、買う側が商品の値段を自由に決められるというものです。
もちろん、商品の値段に上限や下限はありません。
そのため、販売者の想定の数倍の値段で商品が売られることもあれば、反対に、無料で商品を入手されるリスクもあります。
したがって、Pay What You Wantと呼ばれる新しい価格設定戦略を無条件で採用して、尚且つ、利益をあげられる可能性のある分野は、そう多くありません。
では、どのようなものなら、Pay What You Want方式を取り入れられるでしょうか。
真っ先に挙げられるのは、音楽、絵、小説などのデジタル上で作られた創作物です。
これら創作物の場合、デジタル上での複製や頒布となるので、物(CD、紙など)を利用した複製及び頒布よりも、安く費用を抑えることが可能です。
また、製作費用の安い、買い切り型のゲームでも、Pay What You Want方式は有効だと考えられます。
1度買ってしまったゲームの面白さが購入者の期待値よりも低かったら、失望させてしまうに違いありません。
しかし、商品の価値を購入者が決定できるPay What You Wantモデルなら、満足度に応じて、購入者は好きなだけお金を払うことができるのです。
ですが、創作物も、買い切り型ゲームも可能性があるというだけで、必ずしも利益をあげられる保証はありません。
では、上記に挙げた物以外の商品でPay What You Wantモデルを試してみたい。
このような場合、どうすればいいのでしょうか。
重要なのは、ルールを設けることです。
特定の曜日だけ。
特定の商品だけ。
それでも心配というのであれば、商品に関して推奨価格を設定して表示するということを、私はおすすめ致します。