季節にときめく
テーマの中心が自然なので、今まで気づかずにいた四季のうつろいや風景に注意が注がれ、日本人が大切にする季節を愛でる感受性が高まります。
自分を深く知ることも
野原や庭で咲いている花や草、微妙に移りゆく空気感や光の量、梢でさえずる小鳥、旬の野菜や果物などを見た自分の心の動きに、敏感に反応するようになります。そして、冷静にその反応を文字にすることで、折々の状況に対する自分の心の動きがわかり、自分を深く知ることができます。
季語への関心はDNAを刺激
俳句の中には「季語」を入れなくてはいけません。季語は、主にお天気、風景、植物、動物などその季節を表現する言葉です。季節感への細やかな感性は、農耕民族である日本人(江戸時代までは90%がお百姓)のルーツにさかのぼるもの。昔は天候や季節の変化がが、そのまま稲や作物の収穫に影響していたことから、自然への関心が暮らしと切り離せなかったそう。
つまり、季節への関心が、眠っていた日本人のDNAを呼び起こしてくれるステップになります。
15文字で、即、できあがり
五七五の17音と、季語を入れる約束さえ守れば、俳句はできあがります。簡単ですね。
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり 蛙=春の季語
そよ風が ページめくる 日曜日 そよ風=夏の季語
紫陽花の むらさき揺れる 通り道 あじさい=夏の季語
つばめ来て もう1年がすぎ 時早し つばめ=春の季語
思いついたら、一句さらさら。作る時に大切なことは、物事を見てドキッとしたりハッとしたら、その感動の波が消えないうちに早く言葉にすること。感動も生モノなんですね。
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